2016.05.21(土)
カテゴリー:バス釣り

連続釣行報告その2.with大西健太。

大西健太強化合宿は七川ダム。

大西には知っていることは全部教えました。

僕はリザーバーでのリアクションスイミングジグ学びました。

 

P1220157

美しい景色に美しいバス。

見たことない上流の景色にバスは上がっていました。

 

それでは釣行レポートです。

 

Sフル満水

こちらは前日の合川と全く違ってフル満水。

というか、今まで見たことのない水位でした。

冠水植物だらけで、バックウォーターはどこまでも伸びていました。

古座川荘のミッチーさんによると、

大雨の前日は放水して減水させたらしいですが、

放水を止めてからどんどん水位が増えて来たらしいです。

まあまあイレギュラーな状態です。

朝の水温は18度くらい。

 

まずは、小手調べにボート桟橋前の木の下へ

ポッパーフロッグ撃ちこむとすぐ出るが小さい。

一番近い添野川の奥を見に行くと先行者がおられたので、いきなり大移動。

古座川本流へ。

「多分、こんな場所におると思う。」と大西に告げて

水面にゴミが溜まる水色の境目へ。

ゴミを境目に上流側は15度台に水温は下がりました。

その下流側から始めました。

初めてすぐ、連続してバスが出て来ました。

グラスリッパー&ヘッドシェイカーの巻きです。

明らかに魚が濃いストレッチをいきなり見つけました。

 

最近、毎週釣りに出ているので、研ぎ澄まされています。

大西健太ビックリです。

 

そして1本目。

 

S1本目

グラスリッパー3/8oz&ヘッドシェイカー。巻いて来ました。

スイミングジグです。

ジグが見えるくらいのレンジを早巻きしています。

ロッドはフェイズエクスプローラー71MH。

リールはZPI Z-PRIDE。

ラインはマジックハードR16ポンドです。

この時分かったのは、手前まで追いかけて来たバスはほとんど喰わないということ。

最初のチェイスはプレゼンテーションが甘かったから、Uターンされたと判断しました。

秘密ですが、スイミングジグメソッドで釣ったのは初めてです。

 

やはり、2本目はこんなところで、来ました。

 

S2本目奥で

バスが見えますか?

斜めになった竹の奥、岸ギリギリに入れて巻きはじめに喰いました。

まあまあサイズでしたが、竹に宙ぶらりんになって「ボチャッ!」と落ちました。

バラしましたが、以下のことが分かりました。

「バスは水温の境目付近のシェードを作るカバーにいる。」

「岸ギリギリ、もしくはカバーギリギリにソフトに着水させないとバイトには至らない。」

「多分、そんな感じやで。」と大西に伝えました。

事実、そんな感じでした。

オーバーハングだらけでかなりシビアな状況でした。

 

S2本目

2本目はガリクソンさんでした。

 

1本目から釣ったグラスリッパーのカラーはシークレットスモーク。

ヘッドシェイカーのカラーはマイティーゴールドです。

最後までこのカラーで通しました。

 

ちなみに、マイティーゴールドはプロトをDAIMETALが手流しで作っていた時、

上下色違いのアユカラーのワームを溶かして作った時に、

上下の色が混ざって偶然出来た色です。

最初のプロトのテストの時は変な色と思っていましたが、

カラー選択肢がないので仕方なく使っていたら異常に釣れることが判明しました。

ヘッドシェイカーマイティーゴールドカラー誕生秘話でした。

 

S3本目

3本目。グラスリッパー&ヘッドシェイカー。

いい場所にいいプレゼンテーション出来たら、絵に描いたように喰って来ます。

フェイズエクスプローラーは

ウエイテッドフックリグのヘッドシェイカー単体でも抜群の飛距離をたたき出してくれます。

この時はグラスリッパーに付けて使いましたが、

ビシバシのアキュラシーでした。

 

その後はキャスティングジグも投入。

 

S4本目

写真の浮きごみに気配を察知。

岸ギリギリに落として誘うと一撃。

水温の変わる境目でした。

キャスティングジグシリコン1/2ozブラウンパープル&キッカーバグ4.5インチグリパンBL。

以後はグラスリッパー通しにくいところは、

キャスティングジグを落とすことを併用。

ややこしい冠水植物の幹へタイトにソフトにキャスト。

 

すぐに来ました!

 

S5本目来た

ジグ着水と同時に影が動いた。

バイトは感じなかったが本能的に「喰った!」と判断してフルパワーフッキング。

豪引きです。

 

S5本目

ゴンザレス来ました。プリスポーナーの2100g。

ロッドはフェイズタイラント68H。

リールはメタニウムZPI NRC713パワーゲーム。

ラインはマジックハードR20ポンドです。

大西健太はリアデッキでハアハア言ってました。

 

S弁当

日陰にボート係留して昼飯休憩。

日中は暑くなりました。

 

その後は、平井川バックウォーターまで大移動です。

いつもおかっぱりしている場所は水深7mのボトムになっていました。

昼から水温上昇してメインリバーは20度超え。

平井川も水温の境目を探しました。

この頃になると、バックウォーターの水温も上昇して17度台になりました。

やっぱりおりました。

おる場所は僕が見つけます。

 

それまでチェイス、ミスバイトのみの大西と前後交代。

最上流の落ち込み激流脇のプールにもデカイのがいました。

水温上昇と水位が徐々に増えて来たからです。

 

大西には、間合いの距離感とプレゼンテーションをレクチャーします。

 

S大西

でも、なかなかに釣れないのよコレが。

グラスリッパーにたまに来ても何故かすっぽ抜け。

大西はいつもの琵琶湖の感覚で巻いているので巻くのが遅く感じました。

僕はスイミングジグに先入観ないので、

着水してすぐの早巻きリアクションバイト狙いでした。

さらに、後ろに鬼軍曹がいるので緊張しすぎです。

時折、厳しい指導が入るので明らかにテンパっています。

でも、強力なメンタルトレーニングですわ。

メンタル鍛えないとロケの土壇場でドラマ起こせないからね。

愛のムチ、ビシビシです。

 

僕は、後ろでジャスティーン115プロト投げてたら

何度となくバスが出て来たけど直前で見切られました。

なので、見えバスに対してラストエースの落とす位置と

動かし方をレクチャーしてたらいきなり喰いましたが

こちらも何故かすっぽ抜けしてしまいました。

一度こちらの姿を見られているので、ショートバイトになったと思われます。

 

プチ観察と推論。

余談ですが、バックウォーターでは、

見えバスのC-4ジグ&スカルピンのボトムジャークへの反応悪かったです。

理由はあまりにも急増水したため、

普段陸の上の石にはハゼ類が全く付いていなかったからです。

ボトムの岩を観察すると全くドンコがいなかったです。

オイカワなどのベイトフィッシュはすぐに上がれる遊泳力がありますが、

ハゼ類にはそこまでの遊泳力がないからだと思われます。

逆に言うと通常水位で、他のベイトフィッシュいない時は、

バスはハゼ類喰っていることが多いので、スカルピンはかなり有効です。

参考まで。

 

そうこうしていたら大西に遂に来ました。

 

S大西1本目

グラスリッパー&ヘッドシェイカー。

遂にやりました。雄叫び上げていました。

多分普段、琵琶湖で釣っているスーパーゴンザレスの何倍も嬉しい1本です。

僕にとっても嬉しい1本になりました。

 

この日はヘッドシェイカーのウエイテッドフックリグでは出てくるものの、

見切られることが多発しました。

グラスリッパーにセットすることでスピードが増し、

そのスピード感がバスの好みのようでした。

いい場所にギリギリにソフトプレゼンテーションして、

早巻きの巻き始めで来るバイトがほとんどでした。

バスにすれば「逃がしてなるものか!」と襲い掛かるイメージです。

また、岸に一度乗せて落とすバンクキャストや

岸ギリギリに「ポチャッ!」と落ちるものには、バスは異常反応していました。

急増水で、普段陸の上の生物が多々、落ちてくるからかも?

菊元的考察です。

 

その後は見えバスに翻弄されそうになったので

日置川へ戻りました。

 

S6本目

グラスリッパー&ヘッドシェイカー。すぐに来ました。

カラーは朝からずっと同じです。

水温、水位上昇で水温変化する場所とバスの付き場が若干変化していました。

 

ならばと、バックウォーター最上流へ。

朝より明らかに水位が増え、どんどん上がれます。

限界のドンつきの激流脇のヨレへグラスリッパーをフルキャスト。

流れが速いので超高速リトリーブ。

 

S7本目

思いきり喰いました。美しい上がりたてのバス。

喰いたいから上がって来ているので、やる気満々でした。

このバスの後を2本同サイズがフォローして来ました。

ルアーは朝から同じグラスリッパー&ヘッドシェイカーです。

 

その後、僕がデカイの同じグラスリッパーで2本ミスしました。

ミスした理由はまた書きます。

見たから確かだと思います。

 

その後は大西健太と前後交代。

なかなか釣れないので延長戦に突入。

大西には2回チャンスが訪れましたが、2回とも痛恨のバラし。

あきらかにあせってましたな。

「もってませんわー。」と嘆く大西。

 

Sジャングル

大西健太。最後まで頑張りました。

結果は1本でした。

今回、僕の知っていることは全て教えました。

大西のアカンかった点も分かったので指導しました。

 

僕は、大西の作ったグラスリッパー&ヘッドシェイカーの琵琶湖以外の

リザーバーでの凄さを僕も学びました。

大西健太、凄いルアー作りました。

 

大西はこの日の経験、悔しさが必ず後に活きるはず。

透明度、カバーの濃さでの間合いの差。

キャスト精度とソフトプレゼンテーションの重要性。

いろいろ学ぶことは多かったはずです。

知らないことは恥ではありません。

知ろうとする姿勢こそが大事なのです。

技術は練習すればいくらでも伸びていくものです。

出来ないことは、練習すれば出来るようになります。

 

「大事なことは本気かどうかだけー。」DEATH!

 

ただ大西はのんびり屋さんなのか、

沖田やエビちゃんのようにゴンゴン聞いて来ません。

2人ともスーパー負けず嫌いです。

1コ年上の上笹はゴリゴリ来ます。

ガッツさんなどは、さらにグリグリ来ます。

勝手に人のタックルボックス開けて、プロトのルアー使ったりします。

それぐらいのいい意味での厚かましさが欲しいです。

僕がゴンゴン厳しく言うからかなー。

 

でも、

 

「もっとゴンゴン来いよ!」

 

若い力を伸ばすのは先輩である僕の役目。

見て盗んで学んで応用していくのが若い力です。

 

大西はまた、強化合宿連れて行きます。

本人もまた行きたいと言っていたからね。

「凹んでないです!」と言い切っていたところに、期待しています。

 

お世話になった古座川荘のミッチーさん、ありがとうございました。