オライオンユミハリ。
「最高峰を超えて来た。」
菊元俊文最高傑作バスロッドオライオンシリーズ
2025年ニューモデル「ユミハリ」のキャッチコピー。
菊元的視点からのユミハリ解説です。
OCSC-67MH The Yumihari
禁断の67MH。
オライオン初の和名。
ユミハリ。
ネーミング由来は月。
月は名前のモチーフにすることに決めていました。
月を見上げるもの=ムーンゲイザー。
半月すなわち弓張月からのYUMIHARI.
弓を引き絞り放たれる寸前のパワー、エナジーを
全て内に秘め、今まさに放たれようとする一撃必殺の矢。
放たれた矢の瞬発力、精度、破壊力。
ユミハリの名の由来は
生命の誕生に大いなる影響を与える月と
一撃必殺の射手のダブルミーニングでもある。
オライオンの世界観を表すシンボルデザインは
上弦の弓張月。
天翔ける龍を想起させる雲。
輝く星は価値あるターゲットをイメージ。
このあたりはデザイン面というかアート面で
僕が凄く大切にしているところで、
アングラーにパワーを与えてくれるものだと
思っています。
ムーンゲイザー69MHとは
異なるテーパーデザイン。
ムーンをファストテーパーというならば
ユミハリはミッドファストテーパーとなる。
ユミハリは、
やや張りを持たせ入り過ぎないティップセクションから
淀みなくカーブを描くテーパーデザイン。
スローテーパーではなく
リニアにルアーを操作して
幅広いルアー(ウエイト、抵抗値)に対応する
理想のミッドファストテーパー。
張りがあるのにムチムチの竿。
高比重ノーシンカーワーム、ライトテキサスから
ジグ撃ち、フットボールジグ、スイムベイト、
トップウォータープラグ、ビッグベイト
あるいはスピナーベイト、クランク、ジャックハンマーなど
適合ルアーを書いていたらきりがないほど。
撃つ釣り、操作系、巻き物全般に超高次元広域対応。
オライオンの軽さ。(実戦使用時の軽さ)
「超」が付く高感度。さらに高強度。
汎用性の高さ。
キャストアキュラシー性能と遠投性能の黄金比。
操作性の高さ。
「とんでもなく良い竿が出来ました。」
おかっぱりでベイト1本ならこのロッドは超お薦めです。
以下はユミハリテスト時の魚と使用ルアー例。
カバーを撃って仕留めたバス。
スタビル&キッカーバグファットベイビー。
スタビルのウエイトは7gにチェンジしていた。
ウエイトは3.5gでも5gでもいい感じでキャストが決まる。
カバークリーパー10.5g&キッカーバグファットベイビー。
ロングディスタンスからのピッチングで激流の落ち込み脇の
流れが巻くピンスポットへのキャストの勝利。
カバークリーパー10.5g&キッカーバグファットベイビー。
こちらはサイトで来た55cm。
狙い通りの場所に静かに着水させて
ボトムショートジャークで
リアクション掛けたら一発で口を使った。
この日はユミハリでのジグフィッシュ3発。
いずれも狙って獲った魚。全てデカかった。
*カバークリーパーは7gからブラシガードが強くなるため
菊元的には7g以上はフッキングペネトレーション(貫通力)が
高いユミハリで使用している。
こちらもジグフィッシュ。
ロングディスタンスで木の枝に吊るして
シェイクで誘って「コン!」
リニアな操作性で細かなピッチでのシェイクで
リズムが刻める。
こちらはシャワーブローズ大遠投で。
メチャクチャ飛びます。
激流の瀬を超高速ドッグウォークで。
手首、肘などにハードな負荷をかける
超高速ドッグウォークでも圧倒的な軽さと操作性は
身体への負担をかなり軽減してくれる。
ユミハリはラストエース168での高速ドッグウォークにも同様に向く。
ジョインテッドクロー178スケルトンチャート。
アキュラシーの精度を高めて、自分の意志通り操作できる。
2ozクラスくらいのビッグベイトでの
時にアキュラシー操作性重視の近距離戦でアドバンテージを発揮。
クローモーションノーシンカーバックスライドで。
(The Hitロケにて)
オーバーハングシェードの隙間に低弾道で正確に入れると
ラインが走った。
ユミハリの振り切りの良さは隙間にねじ込む
低弾道キャストや
スキッピングにより高いアドバンテージが得られる。
下の隙間に入れる撃つ釣り全般に凄く良い。
クローモーションノーシンカー。
レイダウンの向こう側から引きずり出した
ポストスポーナーのゴンザレス。
クラップバザーウェイテッドフックリグ。
バンク沿いに巻いてきてもんどりうって喰ったデカバス。
#6/0のフック使用のバルキーワーム。
同様にヘッドシェイカーの巻きやスイムジグにも対応。
ボウワーム12インチネコリグ。
バンクから落としてすぐに吸い込んだゴンザレス。
狙い通りのキャストが決まったからこその魚。
夏の池原ダム。BIGBITEロケ。
ちなみに僕がユミハリ使う時のラインの標準は
マスザイルマジックハードR14ポンドか16ポンドがほとんどです。
オライオンユミハリ。
とにかく楽に釣りの動作が出来る竿です。
クランキングロッド「ファイアソード」。
オライオンのクランキングロッド
ファイアソードOCSC-68ML。
全身超低弾性10トンカーボンに
メッシュ状グラスシートを覆わせて
ウーブンクワトロクロスでバット部を補強した
びっくりするほど軽くて投げやすいロッドです。
まさに夢のクランキングロッド。
以下はファイアソードの釣果です。
シャローホグをタイトに入れて。
喰うのが見えたゴンザレス。
EGスーパーエクストリームゼロ紀ノ川ロケで。
シャローホグは自重19.0g。
このサイズのスクエアビルは
メチャ、アキュラシーキャストが決まるので
カバークランクに好適です。
佐藤弘之。フラットフォースで。
2月の七川ダム。
ナイロンのフレックスハード14ポンド巻いていますね。
The Hitロケ2月の雨。
フラットフォースは自重11.5g。
バックハンドキャストのアキュラシーも決まります。
この日はあと2本フラットフォースでキャッチ。
ラインはマジックハードR14ポンド。
大野春人。2月の相模湖。55cm、2750g。
コンバットクランク180ホログラムワカサギで。
ラインはマジックハードR12ポンド。
フラットフォース丸のみのゴンザレス。
亀山ダム。吉川永遠。
フラットフォースのカラーはスモールマウス。
ラインはマジックハードR12ポンド。
福島直城。紀ノ川。コンバットクランク250。
ファイアソード入魂フィッシュ。
コンバットクランククラスなら投げやすさに
「超」が付きます。
コンバットクランク250は13.7g。
先日同船の福島直城。
紀ノ川。ワイルドハンチSRプリスポーンダイナマイト。
ハーモニカバイトのゴンザレス。
ワイルドハンチSRの自重は10.0g。
僕はこの日は同じファイアソードに
小口径スプールのアルデバランベイトフィネスチューンを
載せてピッコロ(自重6.4g)投げていました。
キャストは快適。
これくらいの重さになると
小口径ベイトフィネスタイプのリールが向いていますね。
春になった!?七川ダムロケ。
2月21日。
この日の七川ダムは真冬ではなく春になっていた。
例年2月も中旬すぎると
春の浅いポジションにバスが動く気配があるけれど
この日はそれが顕著だった。
The Hitロケは雨模様。
前日は気温20℃超えの暖かい雨で流入量が増え、
ロケ当日は1.5mほど増水したらしい。
小雨後曇りのち雨。無風の一日。
水温はバックウォーターで13℃超え。
メインレイクの一番高いところで15℃!
春の水温!っていうか
もうスポーニングしそうな水温。
朝は巻き展開からスタート。
朝の1本目はフラットフォースで。
カラーはキングシャッド。
ロッドはライオンファイアソード。
ラインはマジックハードR14ポンド。
このバスの後ろから違うバスがフォローしてくるのが見えた。
以下の写真はこの日のフラットフォースフィッシュ。
オスも動き出していた。
カラーをコールドウォーターシャッドにローテして。
フラットフォースに本気バイト。
水温上昇でチビッ子も動き活発。
ファイアソードはクランクフィッシュを
ノーミスでキャッチさせてくれた。
この日は他にトップのウエイクマジックや
LBローラーを使用。
ジグ展開も。
TGブローのフォーリング中に「コン!」
ジグでの2本目。
ジグはTGブロー1/2oz&キッカーバグ4インチ。
ロッドはオライオンスターゲイザー。
ラインはマジックハードR16ポンド。
こちらは雨が強くなってから連発した
ジャックハンマーSB1/2oz&ラストエース128S。
思っているより七川は濁らなかったというか
結構クリアだったので
オリジナルのジャックハンマーから結び変えた。
この日はほぼ無風だったのも
これを選んだ理由。
SBはクリアウォーターリザーバーでは出番が多い。
ステルスブレードを引っ手繰ったブリブリのバス。
ジャックハンマーSBカラーはチャートシャッド。
ラストエース128Sはスーパーワカサギ。
ロッドはオライオンカンタータ。
ラインはマジックハードR14ポンド。
強くなった雨が水面をかき乱し、
それまで浅いエリアでは飛ぶルアーにさえ
怯えて逃げていたバスの警戒心を解いてくれました。
強い雨はその面ではプラス材料。
これもジャックハンマーSBフィッシュ。
流木溜まりの脇から飛んできた魚。
水面を覆う流木もまたバスの上への視界を妨げるものです。
ジンクリアな古座川最上流。
上がれる限界まででっかいのがいた。
このエリアのここという地形変化に放った
Sウエイトシール貼って
スローシンキングチューンした
ブリムスライドのドリフトで痛恨のミス。
浅くプアーでクリア過ぎて難しい魚。
釣るならサイトのライトリグか
ビッグベイトという魚だったかな。
この日は体が巻きモードになっていたため
ライトリグモードには成れず。
バックウォーターに上がっている魚は
朝はデカいのがほとんどだったが、
時系列で小さいのも混じるようになった。
ワンポイントジグ講座。
冠水したブッシュ。
雨でもご覧の透明度なので
間合いを遠く、
ロングキャストしてこのブッシュの手前に
キャスティングジグではなく
フットボールを入れた。
クリアで視界が効くので
多分、ブッシュにサスペンドしていた魚が
出てきてフォール中のジグにバイトした。
フラットフォースで連発した水の色。
上の写真の透明度と比べて下さい。
水の色はルアーチョイスの目安です。
春の気配の七川ダムでした。
でも、また寒くなって来ました。
三寒四温。
一雨ごとに春が来ます。