2011.12.20(火)
カテゴリー:バス釣り, ルアー

ルアーカラーの話とシャロークランキングの話。

昨日、グローピーチのカラーについて

書きましたが

今日も引き続きルアーカラーについてのお話です。

 

と、言うのは先週の火曜日に初回オンエアされていた

BIGBITE#102の告知を忘れていたからです。

その時の状況を踏まえてルアーカラーの話などを

してみたいと思います。

番組はもう見てくれた方も多いと思いますが

初回オンエア告知を忘れたのは

ブログで初めてで反省しています。

すいません。

その時はThe Hitのロケに出ていました。

 

話を戻して白濁りの合川ダムで

使っていたのはワイルドハンチでした。

ちなみにロッドはタフを予想して

グラス&ヘラクレスクロス補強のトルクアータ7を選びました。

ラインはマジックハードR14ポンドです。

 

朝イチすぐに来たバス。

ブリーディングホワイトクローを使いました。

 

水の色は

ダダ濁りの白濁りでした。

こんな時に目立つカラーは黒です。

福島健はThe Hit の白濁りの七色ダムロケで

わざわざDゾーンのブレードをマジックで黒く塗って

釣っていました。

この考え方はアリです。

 

でも、僕はあえて白濁りの中、同系の白ベースの

ブリーディングホワイトクローというカラーを選びました。

白く濁るとバスは白くなります。

ベイトフィッシュも保護色で白っぽくなるはずなので

あえて目立たせてアピールさせるより

よりナチュラルに見えるであろう

ブリーディングホワイトクローを選びました。

 

BIGBITEロケでのアタリカラーです。

 

 

白いハンチに白いバスがバイトしました。

この日は強風が吹き荒れましたが少し風裏になったスタンプに

ハングオフした瞬間にバイトさせました。

低水温期などのタフコンディションにはワイルドハンチはやはり強いです。

 

その後は、映像でも分かるように

さらに激風に苦しめられ悲惨な状況になりましたが、

同色で小さいのを2本と痛恨のバラシが2回。

バラすのはルアーのアクションは合っていても

カラーが合っていないことが原因のことが多いです。

 

番組では映ってないけど、

ルアーカラーを何度かローテーションさせてました。

最後は、白濁りの中、目立たせてアピールを強めようと

全く違う考えでブラックバックチャートを結びました。

デカバスをミスした同じスポットを攻めるのに

カラーを変えて見え方を変えたい狙いもありました。

 

最後はカラーローテーションさせたブラックバックチャートに。

リアフック1本の外掛かりでした。

トルクアータ7でかろうじて絡めとりましたが

ルアーのカラーが微妙に合ってなかったかも知れません。

入り直した時は、少し水の色がクリアアップしていました。

 

ここから、カラーローテーションについて話します。

 

ここではややこしいのでチャート系だけに限って説明します。

 

ブラックバックチャートは

最も強いカラーだと思っています。

黒と黄色の明滅が濁り水で効果を発揮します。

 

昔からアメリカでは定番色です。

くすんだ黄色。シブいシブ過ぎるっ!

 

次に強いのがブルーバックチャート。

いわゆる強いカラーです。

かなり好きです。

 

もしくは

マットホットタイガーもかなり強い色です。

ブルーバックチャートより濁りには強いかも。

 

次がブラウンバックチャート。

個人的にかなり好きなカラーです。

背中とサイドの明滅はやや弱くなります。

マッディーからステインで使います。

 

次がビッグバイトチャート。

これはマッディーからクリアでもOK。

チャートと白とオレンジのコンビネーションは

幅広い状況に対応します。

ドラマを生むカラーですな。

 

僕が考える最もナチュラルなチャート系は

 

スケルトンチャート。

サイドはホログラムで半透明。

最高級にお気に入りカラーです。

コバも溺愛しています。

 

もしくはフラッシュチャートです。

インサートプレートプレートがフラッシュする。

これらはちょい濁りからドクリアーでも実績が高い色です。

 

最後の少し白濁りがクリアアップした状況では

ビッグバイトチャートかスケルトンチャートを投入したかったところですが

残念ながらワイルドハンチにはそのカラーがないので

ブラウンバックチャートかフラッシュチャートが

正解により近い色だったかも知れません。

チャート系ではないですが

コットンキャンディーも白濁りには強いカラーです。

 

でも、時としてその時コンフィデンスを強く持っているカラーが

最高の結果をもたらしてくれることも多いので

ルアーのカラーローテーションは奥が深いものです。

 

ブルーバックチャートの320。

これは吉井川の写真。

ちょい濁りでした。

この時はマイブームのカラーでした。

 

カラーローテーションのお話は今日はここまでとします。

 

次は1つのルアーを使い倒す意味の話です。

 

ここからは、補足ですが

僕がワイルドハンチを主力にする時は

ほぼ、ハンチだけを使うことが多いです。

ハンチはそればかりを投げていれば

よく飛ぶし、アキュラシーも正確です。

ただ、シャロークランキングでは

そこにコンバットクランクなどを併用すると

こちらはあまりにもカッ飛びすぎて

ハンチに持ち替えた時にあまりのキャストフィールの違いで

投げ辛く感じ、双方のアキュラシーが悪くなるからです。

コンバットクランクを多用した後は

ぶっちゃけハンチを投げるのがしんどいです。

だからシャロークランキングで

「ハンチが効く!」と確信したら

ハンチで通すことが多いです。

 

クランキングでは「レンジを合わせる。」という考え方も

かなり重要ですが

同じクランクでリズムと精度をより高めて

タイミングが合って、フィーディングに上がってきたバスだけを

獲って行くという考え方もあります。

 

分かるかなー?

 

この時の合川ダムは激タフと判断し

濁りによって間合いが近づけたこともあり

ハンチの比較的ショートなプレゼンテーションの繰り返しで

より手返し良く、精度高くプロダクティブゾーンを攻めて行こうと

いう考えのもとシャロークランキングを行っていました。

 

本当はバイトが遠ざかった日中に

強風時にもキャストしやすい

コンバットクランクの180や250、320などで

より深いレンジを攻めたほうが良かったかも知れません。

実際、そうすることも多いです。

 

でも、自称「リズムフィッシャーマン」の僕は

同じキャストフィールのクランクで精度を上げて

カラーをローテさせる方が好みです。

これはキャスト精度、トレースコースが重要になる

ビッグベイトフィッシングにも通じる考え方です。

ぶっちゃけて言うと

「色々、キャストフィールや重量の違うルアーを投げていると

いざという時に、奇跡的なスーパーキャストが決まらない。」

ということです。

 

極端な例ではティンバーフラッシュを投げ続けた直後に

スタンブルを正確に投げる自信は僕にはありません。

逆なら自信がありますが。

 

ロッドを持ち替えて何を投げても

すぐにズバズバキャストが決まる奴は

本当に凄いモノ凄い能力の持ち主です。

超人です。

これが出来る奴になりたいです。

 

でも、僕にはそんな超人的対応能力が

自分には無いと自覚しているので

一つのルアーで精度とリズムを頂点まで

高める道を選ぶことが多いです。

 

下手を自覚して上手くなるということです。

 

今回はまあまあ長文でした。

 

少しは参考になったかな?

 

 

それでは僕は神戸に行って来ます。