七川ダム動画解説。(その2&その3)。
引き続き七川ダム動画の解説です。
テキストは動画(その2)の映像になります。
移動中。メインレイクはやはり川筋より濁っていた。
日置川のバックウォーターのかなり手前で濁りが少し取れ始めたストレッチで
ボートを止めた。
水色の変わり目は水温の変わり目になりやすくバスが多い傾向が強い。
インサイドのカバーが多いストレッチから釣りを始める。
春先は水が当たり、動きのあるアウトサイドより
緩やかで浅いインサイドが良いことが多い。暖かいからね。
カバーが点在していたのでDゾーンパワーブレードから始めるが
バイトは無い。
ここから映像が始まる。
ゴミ溜りのカバーを見つけて
キャスティングジグ&キッカーバグ4.5インチを
結んだヘラクレスヘラクレスにチェンジ。
少し高い弾道でゴミに落とし、少しもんで落とす。
ジグのもみ落としですわ。
着底して倒れ込んだキッカーバグにすぐバイトしたナイスバス。
ゴミ溜りはぶっちゃけその密度にもよるが
テキサスリグの方が貫通力が高い。
でも、落とせそうな密度なら僕はジグを選ぶことが多い。
ジグのもみ落としである。
ゴミの上をジグをロッドワークでトントントンともんでいる時に
バスが頭上に生命感を察知してくれるのかゴミを破って落ちた直後に
バイトすることも多い。
フォールでバイトが多発する時はジグを底まで落とさない時もある。
また、ジグはバルキーなので
喰って来るバスのサイズがデカイ傾向が強い。
なので僕はジグを選ぶことが多い。
でも、明らかに落とせない分厚いカバーが多く
非効率的になるなら1/2~1.5ozのテキサスを選ぶ。
ちなみにヘビーシンカーのパンチングでも
カバーを貫通直後にサミングすることで
スローにフォールさせることも出来る。
リアクション重視なら早く落として着底後のポーズや
ワンアクションでバイトを狙うのもイイ方法。
この少し濁ったストレッチではジグ&バグに
バイトが多発するが
小さい奴の活性が高く
滅多にキッカーバグを付けたジグでは
来ないサイズのバイトが連発。
ここで、これは数はいくらでも釣れそうだが
デカバスだけを狙うパターンではないと判断。
以後、濁りの入ったカバーでのジグ撃ちは
余程、一等地以外は控えようと決断する。
いわゆるストロングパターンではないと判断した。
そして徐々にクリアアップしていく上流へ。
初夏頃にはバスが小魚を浅瀬に追い込んで
良くフィーディングするインサイドの砂地の浅瀬の手前、
岩盤へボトムマテリアルが変化し
ポツンとしょぼいカバーがある短いストレッチに
プロップマジックをキャストしてフットボールみたいな奴の
チェイスを確認。
フォローでソリッドセンサー61&マジックハードR4ポンドに
結んだC-4ジグ2.2g&C-4シュリンプをキャスト。
本来、見えなかったバスをプロップマジックでチェイスさせて
見えバスにしてフォローで釣るメソッドである。
余談だが、以前、バスワールドで旧吉野川取材に行った時
フォロー率9割を誇った必殺メソッドだ。
でもその時はチェイスしたバスがヘロヘロっとカバー近くの
ウィードや枝などにステイしたのが丸見えで狙いやすかった。
その時は近くのカバーへC-4をドリフトして
わざと引っかけて隠してチラ見せでことごとくバイトして来た。
でも、この日の七川は中途半端に濁ってバスがどこに行ったか
見えにくかった。見えても付く場所がなく動いていた。
かすかに見えた影の進行方向の向こうへバンクキャストして
ゆっくりズル引くと「コン!」と明確なバイト。
でも、見えた奴ではなく見えなかった小さいのが先に喰った。
よくあることです。でも残念でしたわ。
この場所は少し深みが近く、流れが寄れて
水面に浮いた葉っぱがゆっくり回っていた。
反転流やヨレは典型的にバスが付くスポット。
観察力が大切です。
ここからはその3の解説です。
画像はまだアップしてなかったですが
何だかコンフューズして勇み足で書いてしまいました。
読んでから見る逆パターンになりました。
以下を書いてから気付きました。
その後、さらにクリアアップして浅くなった
バックウォーター上流へ移動。
強カレントのアウトサイドや激流ではなく
流れが緩くなるインサイドの岩盤がデカバスの溜り場になっていた。
群れでステイしてフィーディングの待ち受けの典型的スポットです。
とは言え、バスからもこちらが丸見えなので
警戒心も半端ではない。
しばらく思案。
どの方向からどういうプレゼンテーションを
したら良いか最良の方法を考える。
やみくもに投げても釣れるものではない。
画像には映っていないがティンバーフラッシュを
デッドスティッキングさせた。
デカバスは見に来るがポジションが悪く
ルアーが沖へ流れるスピードが速くバスは追うのを諦めた。
なので、上流へボートポジションを変え
フローティングのジョインテッドクローを
岩盤上にある枝にラインを引っかけて
強制的に岸ギリギリに吊り下げてステイ。
一応、凄ワザです。
一か所でポチャポチャやっていると
またしてもデカバスがルアーに付く。
しかし、流れのある上流でボートをステイさせ続けるのが
難しく、我慢出来ずに枝からラインを外して
ルアーを水面に落とす。
一瞬、リアクションバイトしそうになったが
すぐにルアーが岸から離れて流れ出したので
またまた見切られる。
上手く、ルアーが流れに乗ってステイするような
岸ギリギリのヨレに到達してくれるのが理想だが
どの方向からもそれは無理だった。
おかっぱりの方が場を荒らさずに休ませて
狙いやすい魚でした。
仕方がないので
場を休めてから
ボウワーム12インチをキャスト。
始めはノーシンカーから。すぐ根掛かり。
外したら流れていく速度が早すぎると判断。
すぐナチュラルドリフトすべく
あらかじめデッキに用意していた1/16ozのネイルシンカーを入れる。
イイ感じで流れてチョンチョンと逃げるようなアクションを与えると
すぐに生命感がロッドに伝わって来た。
12インチボウワーム。フォローベイトですがデカイです。
でも、残念ながら見えていた一番デカイのでは無かったです。
ロングワームはスモラバなどが見切られる時に劇的に効くことがある。
カッ飛んで来て喰わせる威力は凄い。
ロッドはブルーマイスター7。ラインはマジックハードR14ポンド。
ちなみにラインの水切り音を嫌がる時などは
水面を引くと急に荒反応、荒バイトすることがあるので
夏場が近くなったら是非、試して見てください。
ドリフトでは流れの速度と同調して流れる重さのシンカー選びが重要。
ワームが止まるヨレや引っかかって外す時は特にバイトチャンスです。
以上、七川ダム画像(その2)(その3)途中までの解説でした。
その3の後の映像とその後の解説は
また徐々にアップして行きます。
超大作すぎて時間が無くなってきました。
一気に書くのは大変なので分割します。
ゴールデンウィークで暇な時間は
是非、菊元的思考による動画解説でも見て
勉強(暇つぶし)して下さい。
きっと役に立ちます!