七川ダム動画映像その1。解説。
先程アップした動画は見てもらえましたか?
それでは菊元的視点で釣りの展開や思考を解説していきます。
ゴールデンウィーク特別企画ですわ!
ちなみにロケは4月12日。
The Hit ロケを同じく七川で行った1週間後ですが
春の季節進行の早さ、目まぐるしさには驚きます。
また、前回ロケより水位は3m位低かったです。
でも、ロケ当日は前日より1m増水。
七川ダムは目まぐるしく水位が変動するダムです。
この日は夜までに放水が終わったみたいで
メインレイクはノーカレントでした。
取材のテーマは釣り方やルアーの縛りはなく
自由にデカバスを狙うというもの。
でも、菊元的には動画を撮るし
「映像的にエキサイティングな釣りをしたい!」と
強く思っていました。
これはいつものTVやDVDでのスタンスと同じです。
メインの狙いは季節柄、バックウォーター及びその手前に
産卵前の捕食に上がってきているプリスポーナーです。
メインレイクに流れが無いのでなおさらカレントのある
バックウォーター付近は狙い目と感じました。
その1の映像ではプロップマジックから入っていますが
実はコンバットクランク180をインターセクション付近から
流し始めました。
セオリー的にバスのストックが多いインターセクションを
スピーディーに探りたかったからです。
岬周辺はもっと深いコンバットクランク400でも探りました。
でもこれは不発。
前日の大雨でメインレイクはかなり濁っていると予想していましたが
濁りはさほどでもなくクランクが強い水色ではない。
流しているうちに浅いテーブルにデカバスを発見。
ここでプロップマジックにチェンジしてVTRでの
釣りが始まります。
「これはもっと浅いレンジで喰うな。水も思ったより綺麗だし。」と
プロップマジックを選択しました。
添野川筋に入りプロップマジックを引き始めると
すぐに小さいのがバイト。
水温が思ったより高く、松ちゃんが持って来てくれた魚探で
確か朝イチで14度後半くらいあったと思います。
1本目ですが40cmくらいと小さいです。
他のデカいのミスしすぎ!
ロッドはエアレギウス。リールはZPIフィネススプールのメタMg。
ラインはマジックハードR10ポンドです。
朝は添野川のバスははっきり言ってアホでした。
というかローライトのうちは活性がかなり高かった。
「これは喰わんだろう。」という至近距離で見えたバスも
何の疑いもなくプロップマジックを
おもむろにチェイスして手前で喰って来ました。
でもそれ以上にアホだったのは僕でした。
バイトがボート際で丸見えなのと
カメラの松ちゃんがチェイスすると
「うわうわうわっ!」
バイトすると「ウワッ!!」と叫ぶもんだから
びっくりして反射的に合わせてしまい
ゴンザレス含むデカバスをことごとくミス。
まだまだ修行が足りません。
プロップマジックは何度も言いますが
アタリがあっても即アワセしてはいけません。
そのまま巻き続けバスが反転して重みが乗ったら
グーッとロッドをあおるのが確実に掛ける方法です。
また、プロップマジックは反射ではなく
食性に訴えて喰わせるルアーなので
ベイトフィッシュがいる方が(出来れば見える方が)好ましい条件。
余裕をかましていた朝でしたがこんなミスもあり
いきなりのゴンザレスを獲ることは出来ませんでした。
しいて言うならボートをステイさせるか
もっとゆっくり進んでプロップマジックを遠投して
見えないところでバイトさせたほうが確実でした。
雑誌ならデカイ魚の写真があればイイのでそうしますが
映像なのでチェイスやバイトシーンを
見てもらいたいので
バスフィッシングのエンターティメントを目指している
僕にとってそれは難しいところですわ。
プロップマジックはステルスシャッドを選択。
なんとなくベイトフィッシュライクな色がいいかなと。
思い切り喰っていたので色は合っていたと思われる。
ルアーが良く見えるようにEGマーカーを貼った。
結局釣れたのは40cmくらいの1本だけで
後のデカバスバイトもほとんど映ってなかったのが残念。
これは松ちゃんのせいではない。
肉眼では見えるけどカメラで捉えるのは物理的に難しい。
人間の目はなにより優れたカメラです。
あと、ゴミ溜りをプロトのビッグバイトフロッグで
撃っているが
早春でも温められやすい
ゴミ直下にバスが浮き、デカイのがカエルに出ることがあるからです。
また、出たら映像的に面白いから。
でも、ジグの方が手堅かったですね。
これで映像その1の解説はおしまい。
なんだか長編になってきたので
その2はまた書いてみます。