「2016年08月04日」 のアーカイブ
禁断のバズベイト。諸刃の刃のラウドバズ。
ラウドバズがいよいよ発売になります。
飛び姿勢、早い立ち上がり、
そして、なによりこだわったのが
その名の通りバスを呼び狂わせる強烈なラウドサウンドです。
ラウドバズ3/8oz。見ての通りプロペラはかなりデカイです。
そのプロップのデカさと形状の工夫が、最高のサウンドを生みました。
真っ直ぐ綺麗に飛びます。
先日の利根川釣行にて。灼熱の中のバズベイティング。
普通はバズでは出ません。というか投げません。
でも強烈なサウンドがバスを呼んでくれた。
ラウドバズはスローリトリーブからスピードを上げると音色が変わります。
言葉では表現出来ないたまらない可変サウンドです。
PAT.Pのプロペラの独自の曲げと縦長のホール。
水の掴みが極めて良く、早い立ち上がりとラウドサウンドに貢献。
しかし、最高のサウンドにこだわった結果、
プロペラの破損というリスクを得ることになりました。
プロップ後部のホールとリベット。ここがラウドバズ最大のキモ。
この部分がこすれあうことで、バスが狂うサウンドが得られます。
使うほどにアルミのプロップが削られ、痺れるサウンドになります。
投げ倒した後のプロップのホール。
明らかに穴が大きく広がっています。
穴とリベットが擦れて削れています。
上の使用前の状態と比べて下さい。
悩ましいことに、元から釣れるサウンドが、
この状態になると、より最高のサウンドへと成長します。
しかし、このまま使い続けるといずれは破損します。
プロップの穴が広がりきるともげてしまいます。
上のバズが破損した状態。釣れるサウンド追求の代償。
禁断のバズベイトです。
バズベイト使いなら、すでにご存知かと思いますが、
他のバズベイトも使い続けるといずれは破損します。
バズにいいサウンド出すためにクルマのボンネットに固定して
走らせてわざと摩耗させるアメリカ人がいるという話もあります。
ラウドバズは摩耗のスピードが早いです。
勿論、破損までのスピードは使う頻度、時間によって異なります。
沖田はかなりのバスをラウドバズで釣っていますが、今まで3個ほど破損。
ちなみに僕はまだ壊してませんが、
先日の利根川釣行でDAIMETALが下の写真の沖田が釣ったバズを
借りてそのまま投げ続けて壊していました。
先日の沖田護とラウドバズ。ドピーカンで出しました。
ラウドバズは釣ることと引き換えに破損のリスクを持ちました。
釣れる。しかし壊れる。
諸刃の刃です。
悩みましたが、最高のサウンドと釣れることを選択しました。
壊れるリスクより釣れることを選びました。
何より釣りたいからです。
いわば釣ることに特化したレーシングモデル。
破損のリスクと引き換えに破壊的サウンドと何より釣れることを得ました。
禁断のバズベイト。諸刃の刃のラウドバズです。