ヒウオとマッチザベイトの話。
最近、琵琶湖のベイトフィッシュの話題で
良く出てくるのは「ヒウオ」という名称です。
ヒウオとは鮎の稚魚、幼魚を指す呼び名です。
これは漢字で書くと「氷魚」となり
文字通り氷のように透き通ったボディーを持っています。
また、琵琶湖産のアユは正式にはコアユと呼ばれ
海に下る通常のアユとは異なり
大昔、琵琶湖が海と繋がっていた時代に
陸封されたものと考えられています。
降海型のアユと違い
大きく成長しない琵琶湖特産の小型のアユ、
すなわちコアユの幼魚のヒウオは
1~2月の寒い時期はまだまだ成長途中で
群れをなして泳いでおり
冬季の琵琶湖のバスのベイトフィッシュの
代表格になっているようです。
琵琶湖ガイドの大西健太は
この厳しい冬季でもヒウオを追いかける
パターンでずっと安定した釣果をゲストに
もたらせています。
最近の大西のブログを見ているとかなり釣りまくりです。
小さいのも勿論、来てますが
ロクマルもウルトラスレッジで出ています。
1月11日ウルトラスレッジスジエビカラーで。
昨日も書きましたが現在、琵琶湖では
スーパースレッジより
ウルトラスレッジのレンジが合っているみたいです。
ちなみにスーパースレッジは1~2m。
ウルトラスレッジは1.5~2.5mの潜行レンジですが
ドラッギングを多用することで
標準潜行レンジの倍近くのレンジを探っていけます。
大西もヒウオのレンジに合わせて
ドラッギングでより深い3~4m以深のレンジを狙って
良い結果を出し続けているみたいです。
ここでキーになるのが
マッチザベイト。
ウルトラスレッジはサイズ的には
ヒウオの大きさにマッチしており
動きも申し分ありません。
後はカラーがキモになります。
ヒウオは透明っぽく白い色合いなので
こんなカラーが当たりカラーになっています。
ウルトラスレッジ#219スジエビ。
アタリカラーです。
名前はスジエビですがまさしくヒウオそっくり。
暇があれば図鑑やネットでヒウオの画像を
調べてみて下さい。
「なるほど!」と思いますよ。
スジエビを透かして見れば。
まんまヒウオでしたな。
あとはやはりアバロンカラーはイイです。
#348アバロンモエビ。
写真はスーパースレッジですが
ウルトラスレッジにも勿論、ラインナップされてます。
名前はモエビですが
これもヒウオイミテートには完璧なアタリカラーです。
大西ガイドではかなりの実績色です。
こちらはスーパースレッジ。
#351アバロンシラウオ。
残念ながらウルトラスレッジにはラインナップされてませんが
もう少し、ヒウオのレンジが浅くなれば
コレが効きそうです。
実際にもう少し早い時期にはアタリカラーでした。
暖かい日にはスースレのレンジが効きそうです。
余談ですが、アメリカのプロはルアーのカラーに
異常にこだわる人が多いです。
ローカルのその時、バスの主食となる
ベイトフィッシュに合ったカラーを必死で探し
そのカラーで結果を出して来ます。
今、紹介したヒウオはまさに琵琶湖ローカルの
旬のベイトフィッシュです。
旬のベイトに合わせたサイズ、レンジ。
そして色を合わせることは
まさに理にかなったルアー選択だと
最近の大西健太の釣りっぷりを
見ていて実感します。
さらに言うと、深場で水圧がかかった状態で
ダートさせるにはロッド選択も重要。
パワーのあるブラックレギウスが絶対です。
ジャークのパワーをロスせずに
ルアーをキビキビとダートさせてくれます。
冬場に琵琶湖に行く方はだまされたと思って
保険として
白っぽいウルトラスレッジやスーパースレッジを持って行くのが
よろしかろうと思います。