「2017年02月19日」 のアーカイブ

2017.02.19(日)
カテゴリー:バス釣り

甘い水。SWEET WATER。

先日の居残り釣行報告続きです。

本格シーズン間近なので、

春のリザーバーの読みなどに役立つことなどを踏まえて書きます。

 

4本目パンパカパン

甘い水の話です。

 

早春に暖かい雨が降るとメインレイクより水温が高い水が

バックウォーターから流れ込み、

ベイトフィッシュやバスを引き付けることが起きます。

大雨などで激流になると

普段はさらに上流にしかいないアマゴなどの渓流魚が流され、

さらに弱っているためバスが狂います。

また適度な濁りはバスの警戒心を薄れさせます。

 

で.jpgヘッドシェイカー

いつぞやの3月の甘い水。

ヘッドシェイカー大爆発。デカバスボコボコでした。

大雨の後、弱ったアマゴが落ちて来ていました。

 

また、ワカサギレイクでは

バックウォーターの水温上昇がスイッチになり

ワカサギが産卵のため遡上し、

産卵後の弱ったワカサギはバスを狂わせます。

このように春先のバスを引き付けて止まない

流れ込みの水温の高い水を僕は「甘い水」と表現しています。

 

レイラが

先日のレイラちゃん。

ワカサギレイクのバックウォーターで。

暖かくなった日。ヘッドシェイカーウエィテッドフックリグ。

甘い水がベイトを呼び

バスを呼んだベイトフィッシュパターン。

 

合川ダムは急激に暖かくなって2日目。

前日のThe Hitロケの朝の水温は6.4℃。

晴れて気温が上がって最高に水温が高いエリアでは8℃台後半になった。

でも魚は水温上昇についていけてない感じ。

翌日のEG動画の朝は7℃台に上がっていました。

この時期水温は物凄く大切な要素です。

 

前の川は経験上、合川では春先に最も水温が高いバックウォーターです。

この日は熊野川(いやがわ)から流れて来る

濁った水が当たるインターセクションが最も水温が高くなっていました。

朝に岩盤のエグレに乗っかっていたデカバスを

C-4ジグ&オケラ君プロトでバラした朝はまだクリアでしたが、

雨で濁りがどんどん強くなりました。

昼から入り直した時は、そのエグレは見えにくくなり

そこから下流側に少しクリアなゾーンが出来ていた。

ふと魚探の水温計を見て「9.9℃もあるわ!」

と言った直後にビッグバイトが来ました。

エグレの下流側のバスが通るであろう垂直岩盤を

ミドストしてのゴンザレスでした。

 

一本目ゴンザ

一本目はミドストでのゴンザレス。

水色の変わり目は水温の変わり目。

甘い水がバスを呼び寄せた。

このバスの直後にもう一本。連発です。

前の川と熊野川のチャンネルインターセクション。

熊野川から入った水温の高い甘い水が当たって巻く岩盤でした。

その一部分だけがややクリアになっていました。

甘い水が当たるごく狭いスウィートスポットになっていました。

 

この後は超シャローのスタンプやチョイ沖にサスペンドするバスを見た下流へ移動。

見えるバスが明らかに減っていました。

多分、上流へ指したと推測。再びインターセクション部へ。

 

ちなみに前日もこの日も

メインレイクにも上流部も全くベイトフィッシュが目視出来なかった。

魚探で見てもベイトフィッシュはほとんど確認出来なかった。

それは終始変わらなかったです。

 

大減水

底が見える大減水。レイクの大半にはベイトもバスも気配は無。

水温低い浅場には何もおらん感じ。

 

例のインターセクション部へ。

超シャローのサンドバーが時間と共にクリアアップしていました。

いなくなっていたコイが見えました。

観察するとコイはなにやらボトムでエサを物色している感じ。

ベイトフィッシュは見えないので、

「多分、ゴリなどを意識してるのか?」

そう考えました。

ブラインドで浅場から深場へ

こちらの気配を悟られないようにプレゼンテーション。

間合いの極意です。

C-4ジグ&オケラ君プロトを入れてボトムでポーズ。

ミドストではなくゴリ意識のショートジャークを試すことに。

朝にサイトで喰わせたテクをブラインドで試みました。

するとあっけなくラインに違和感が。

 

3本目ボトムジャーク

あっけなく反応したキロフィッシュ。

C-4ジグ1.8g&オケラ君丸飲みです。

 

そしてさらに、

 

4本目

4本目の2kgフィッシュ。

クリアアップしてそれまで見えなかった岩を確認して

岩越しにオケラ君を入れました。

釣り人とバスの間に障害物を挟むと気配を悟られにくく

間合いが近く取ることが出来ます。

これもボトムでのショートジャークです。

 

この後は、場所を休ませることを兼ねて

水中でのオケラ君アクションを撮影。

ルアーが目視出来る浅場でボトムショートジャークを行うと

凄い動きが出ていました。

ロッドティップを下に向けてジャークすると

ボトムを切ることなくゴリの瞬間移動のようです。

さらに凄いのは直線的に動いた後は

切れ込んで左右へダートしていました。

連続でショートジャークかますと左右へドッグウォークしてました。

これでさらに見えない水中での動きがイメージ出来ました。

 

再び、休ませていた例のインターセクションへ。

今度はコイと共に複数のバスが見えました。

こうなれば釣ったも同然です。

バスは超浅場のサンドバーの下の深くなった場所を泳いでいました。

今度はプレゼンテーションを変えて

浅場のサンドバーへオケラ君を投入。

しばらくのポーズでラインをボトムに着けてショートジャーク開始。

ロングキャストしているのでルアーは見えません。

バスが近づいて来ました。

ルアーを見るのではなくバスの動きで判断してアクションを付けます。

深場からバスがルアーを発見して超シャローに上がって来ました。

ボトムジャークでバスが狂いました。

バイトシーン丸見え。

一撃でした。

 

5リミット

5リミット達成です。

ルアーの動きを目視して確認していたので、

イメージ通りルアーをアクションさせていました。

もう、これで「分かった」ので充分です。(正直、紙一重でしたが。)

難解なパズルの最後の一コマがはまりました。

でも、まだやってしまうのは釣り人の性。

 

6本目

さらにオケラ君プロト。分かってしまえば簡単です。

時系列で変化する「甘い水」の僅かなストレッチを見つけられたことがほぼ全て。

後は「多分ゴリ喰い?」と推測し、

その動きとリアクションバイトを誘発するルアーを

そのイメージで使えたことが良かった。

季節がまだ2月でベイトフィッシュは最後まで目視出来ませんでしたが、

3月になればさらに爆発的な釣りが出来るはず。

ベイトフィッシュが入れば、ヘッドシェイカーやビッグベイト、

時にはトップウォーターがはまるはずです。

 

穴熊

カメラを向けると必ず変顔するおとぼけチャック。

朝イチは冬眠明けの穴熊のように動きが鈍く

ボートに乗る時、いきなりよろけて落水しかけていました。

撮影中もチャックがボート後部で動くたびに僕もよろけます。

このオヤジがいい仕事していたら、

名前はまだないオケラ君プロトのアクションやバイトシーンが

EG動画で近々、見られるはずです。

多分、大丈夫です。

お楽しみに!

 

長文、最後まで見てくれてありがとう。

ちょっとでも、皆さんのバス釣りのヒントになれば幸いです。

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