「2020年09月」 のアーカイブ

2020.09.07(月)
カテゴリー:バス釣り, ロッド

オライオンスターゲイザーについて。

いよいよ今週デリバリー開始のオライオン。

 

初回ブラックローズと共にデビューする

69Hスターゲイザーの菊元的解説です。

自分なりのインプレッションと

EGスタッフの使用ルアーなどを紹介していきます。

 

オライオンフラッグシップモデル。スターゲイザー。

シャローカバー撃ちから

ディープジグまでの打撃系として

オライオンの名前がまだ決定する前から

最初にプロト依頼してテストして来たロッドです。

基本的にはジグ&ワームロッドとして開発を進めたロッドです。

 

比較対象となるヘラクレス69Hに比して圧倒的に軽く、

一日撃ち続けても疲れない実戦での軽さを実感できること。

テーパーがヘラクレスがファーストテーパーと表現するなら

スターゲイザーはレギュラーテーパーと言えるでしょう。

より正確に低い弾道で撃ち込めるキャストフィール。

あわせた瞬間にカバーから引きずり出すパワー。

さらにフットボールジグなどでのディープでの違和感を

バイトとして感じられるエグい程の超絶感度を持っている

オライオンフラッグシップモデルです。

菊元的には現在最高のフットボールジグロッドです。

 

また他の打撃系オライオン同様、「曲がる」ブランクスが

軽いルアーでもしなって反発力で飛ばすキャストフィール。

曲がるけれど反発力で戻す速さとそのパワーは

今までのロッドとは次元が違う感覚です。

 

TGブロー1/2oz&キッカーバグ4インチ。

スターゲイザーテスト時に最も釣ったルアー。

ここ最近のマイブームです。

ボトムの感触、枝にライン触れている感覚、ゴリゴリなどが明確に分かるので

バイトを予測しやすくなり、さらに根掛かりによるロストが減少した。

スターゲイザーでTGブロー1/2ozを一日使って

ロストゼロの日が明らかに増えました。

 

スターゲイザーは最高のフットボールジグロッド。

フットボールジグはブレイクなどの地形変化を狙う時の菊元的フェイバリット。

ちなみに僕はフットボール使う時のラインはマジックハードR16ポンドが標準。

人よりちょっと太目かな。

 

令和元年初日ロケ。入れ喰い仮面になった時。

開始早々のゴンザレス。同じくTGブロー&キッカーバグ。

僕のフットボールの動かし方は基本的にいわゆるホンガリング。

時計で言う10時くらいのポジションから

1時から2時くらいのハイポジションに跳ね上げていくのですが

バイトが多いのは最もジグが跳ね上がって落ちるアワセが効かない角度。

その時、僅かな振り幅で捻じれることなく

ダイレクトなパワー伝達で掛けてくれることが

スターゲイザー使いだして明らかに多くなった。

このバイトが獲れる獲れないでは天地の差。

 

その天地の差が出たのが今年の正月オンエアされた

The Hitロケでした。

 

真冬のゴンザレス。

それまでバイトさえなかったので

集中力が低下して、

1本目は我ながら「くっさー!」と思った

ハイポジションからの力が伝わらないヘボアワセでしたが、

フッキング成功したことでゴンザレス獲りました。

今までなら乗らなかった魚。

その魚ミスしていたら精神的にもまあまあ来るので

この魚獲れたことは大きかった。

その勢いに乗ってその後3バイト3フィッシュで皆デカイ。

1つのミスもせず獲れたのはその後の集中力もありますが

明らかにスターゲイザーのフッキングパフォーマンスの高さでした。

それまで時間と労力と情熱燃やしてデザインした

コスメのサンプルロッドを初めて持ち込んだロケ。

それまで内緒にして来たオライオンお披露目ロケだったので

この結果は喜びとなりました。

 

淀川でのスーパーゴンザレス。

カバー最奥撃ちで。

ダブルモーション11gゼロダン。

僕はヘビーカバー撃ちではキャスティングジグやテキサスもそうですが

20ポンドマジックハードR組むことが多いです。

 

こちらもロケでの実戦テスト中の写真。

 

津風呂湖。グラスリッパー3/8oz&ヘッドシェイカー5インチ。

BIGBITEロケ。

この時はまだスターゲイザーの名前も決まってなかったなぁ。

 

この組み合わせはThe Hit七川ロケでもゴンザレス連発。

今年の春先の霞では1/4ozグラスリッパーで釣っていました。

スイムジグやヘッドシェイカーウェイテッドリグにも

スターゲイザーを多用します。

ヘッドシェイカーのテールを振る振動が伝わります。

弛ませて引いての明確なバイト。

弾かずフッキング出来る優秀なスイムジグ、

スイムベイトロッドでもあります。

 

ヘッドシェイカー5インチウエイテッド。

気温5度の津風呂湖での水面炸裂。

この組み合わせは宇治川おかっぱりでもいいのを釣ってます。

流れがあり異常に根掛かり多い宇治川でも

ボトムの石を明確に感じながらスローローリング出来ます。

 

またオライオン打撃系は使えるルアーウエイトの幅がかなり広い。

 

蛯原英夫は5gテキサスが標準。

これはダブルモーション3.6インチで獲った余裕のゴンザレス2kgオーバー。

エビちゃんはカバー撃ちでスターゲイザー使う時は

マジックハードR16ポンド使っています。

霞の剛腕も一日中カバーを撃ち続けても全然疲れない

スターゲイザーの軽さに感動。

 

ダブルモーション7gゼロダン。

カバー最奥で掛けて、「これはバスを迎えに行かねば。」と

思ったらもう出て来てくれていること多数。

これは僕も同じ感想で、このロッドの意図したところ。

スターゲイザーは曲がるけれど戻すパワーが異常に強いので

巻かれる前に合わせでカバーから引きずり出せることが多い。

「軽くて曲がるが強い竿」です。

また感度がいいので今までは「アタリかな?」と半信半疑だった

バイトをバイトとして確信して思い切りアワセられることも

その要因です。

 

こちらは利根川の帝王沖田護。

 

6gチェリーリグ。

ラインはフロロ14ポンド。

沖田は他にヘビーカバー最奥撃ちに8.8gテキサスなどを多用。

 

こちらは紀ノ川スーパーロコの福島直城。

 

エッジブレイカーバックスライド。

1/32ozネイルシンカーを挿入してカバー下へ

低い弾道で撃ち込み奥へと侵入させています。

 

こちらはスターゲイザーで最もロクマル釣っている漢。

 

65cm,5860g!琵琶湖の怪獣。

キッカーバグ4インチスーパーヘビダン。

シンカーは1.5oz。

石井館長はスターゲイザーで1ozから2ozまでのヘビーシンカー使います。

このあたりなるとブラックローズの方が向いていると思いますが

ここまで重いシンカーを使えるのがスターゲイザーの凄さ。

石井館長はおかっぱりでもスターゲイザーでロクマル獲っていますが、

浮かせるのが異常に早いので安心感が違うと評していました。

 

こちらは遠賀川オジサン今田浩一。

 

 

キャスティングジグ3/8oz&ダブルモーション3.6インチ。

今田オジサンはスターゲイザーには

マジックハードR14ポンド巻くこと多いです。

おかっぱり主体なので様々なルアー使っています。

バスエネミー4.5インチ5gフリーリグ、フラップクロー同フリーリグ、

7インチボウワーム1/16ozネコリグなど。

あるいはP.E.巻いてキッカーフロッグでも釣っています。

 

先日のディープクランキングで。

コンバットクランク480。

感度を重視するディープクランクにもいけます。

 

打撃系として開発して来たスターゲイザーですが、

ハードベイトにも高い次元で対応します。

Dゾーンスローロールやシャワーブローズ、

あるいはシャワーブローズビッグママの大遠投。

あるいは2~3ozのビッグベイトまで対応します。

 

オライオンスターゲイザー。

異次元の使用フィーリングを感じてほしい。

その時までもうすぐです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2020.09.06(日)
カテゴリー:バス釣り

刻々と移動する冷たい水のライン。

先日の合川ダムロケでの経験と思考をちょこっと。

雨が多くなる時期の参考になるかもな話です。

刻々と変化する冷たい水と暖かい水の境目がキーになりました。

 

前日は短時間ゲリラ豪雨。

当日は現地到着するころから雨が降り出す。

雨はどんどん強くなり9時過ぎにはとんでもない豪雨に。

朝の水温は27℃。

水温はそれまで30℃以上あったこと。

それと台風の豪雨に備えてダムはずっと放水していて

毎日減水が進んでいることを

後にボート屋さんに教えてもらった。

このへんは大事な情報。

 

菊元的には勢いと適度な濁りを増したバックウォーターで

バイトシーン炸裂的な展開を期待してのロケ。

でも減水傾向はただでさえ浅いバックウォーターのバスを

極端に怯えさせることは経験上知っている。

 

朝はいきなり最上流へ上がらずその手前から入る。

岩盤沿いにタイトにバラム引くとチェイスがあるが

追い方が遅い。

その後ラウドバズを引くと複数のバスがチェイスするも喰わない。

さらに上流にあがり小さなインレットでレンジ落として

ジャックハンマー引くも何もない。

「ちょっとフォロー入れてみるか。」と

カバークリーパー5.8g&アントライオン3.3g入れると

いとも簡単に1本目が喰って来た。

エリア的には水温が下がるエリアの境目より少し上。

 

この時はフォローで入れたカバクリアントで。

あっけなくフォールでコン!

このルアー好き!という喰い方。

 

少し上流へ上がると水温は20度に。

いつものバックウォーターならドン付きの少し手前で

水温が急激に下がる場所があり

浮きゴミなどが溜まっているのだが

この日はドン付きよりかなり下流で水温が下がる境目があった。

ちなみに雨パワー期待して

池原バラム3001本勝負に行ってホゲ倒したサタン島田に

後に電話で話したところ、「同じですワー。」と言ってました。

同じように水温下がるエリアが

バックウォーターよりかなり下になっていたようです。

バスは上がりたいけど途中で冷たすぎる障害があって

上がり切るまでの距離が長すぎるということですね多分。

 

一応、僕も確かめるため、ドン付きまで上がるがバスはおらず。

この時は雨での水の勢いはあまり感じなかった。

1本だけ逃げて来る魚見たが大きくない。

 

また下る。

水温が変わる境目で巻くも全然だめ。

朝にバズでチェイスあったストレッチを撃ちに切り替える。

 

またカバクリアント入れるとあっけなくいいサイズが喰う。

このあたりで「このルアー」と思い込み出しました。

 

その下流でもフォールで簡単にバイトした良型を釣る。

なんかこのバスガイナーです。

このちょっと前から雨が激しくなっており

3本目釣った時にロケ中断。

なんか勢いついて来たのにともどかしいが

カメラとマイクの故障の可能性特大なので仕方ない。

 

桟橋で待機していると幸いにも1時間ほどで雨が上がる。

雨量は凄かったが桟橋では朝一よりさらに減水していた。

再開後は違う前の川筋の支流熊野川へ。

激しすぎた豪雨でレイクは一変していた。

 

ドロドロの熊野川を後にする。

明らかにタイミングを外した。(遅い!)

ゲリラ豪雨後だったので最奥はドバドバに流れ出ていたが

濁り入った場所から20度に水温下がっていた。山から入る水が冷たい。

写真奥に見えるクリアとの境目には大量のベイトフィッシュが目視出来た。

濁りの境目の上はやはり27℃。

前の川もバックウォーター奥はやはり冷たくバスおらず。

水色が変わり、水温変わるエリアのみバスのスクール見たが

サイズが40cmくらいまでなので狙わず。

 

日置川筋へ。

ここのエリアは他のエリアに比べ上流部の降水量が多かったらしく

最上流のかなり手前からカレント強く激濁り。

上流部は流れ強すぎで上がれない。

それと下った大きな滝の手前から濁りが強い。

つまり水温が20度になるエリアがかなり下流になっている。

この水温が極端に変わるエリアの上には

バスはほとんどいないと判断。

これまでの経験では雨後の夏のバックウォーターは

メインレイク30℃、バックウォーター18℃でも

フィーディングのデカいのがいることが多々あったが

その時の水温変化の場所がドン付き手前にあることが多かった。

この日はドン付きより遥か下流にそれがあり

さらには減水が進んだことでバスを下らせたのだろう。

 

再び将軍川へ。

水温が低いエリアが下流側へかなりの距離、移動していた。

減水の影響もある。

つまりは釣れるエリアが変わったということ。

だんだん晴れて来て明らかにタフ化。

 

バスが見える限られたエリアも限定されて来た。

しかし、いつもは見えるゴンザレスはこの日1本も見えなかった。

 

バスが見えたストレッチではバイトを得た。

 

これはサイトでキャッチしたバス。

水温変化の下流側の浮き物で見えた。

ルアーは同じくカバークリーパー5.8g&アントライオン3.3インチ。

ラインはマジックハードR14ポンド。

ロッドはオライオンプロト67ML+(プラス)。

カバーでのベイトフィネス出来るロッドで

前に見せた時、沖田護が一番欲しがったロッド。

 

この日は7本のバスをこのタックルでキャッチした。

ピンチになると救ってくれるカバクリアントさんでした。

 

この日は刻々と変化する水温変化のストレッチを追うことが

キーになった釣りであった。

明らかに魚が濃いストレッチが限定されてそれが変化していった。

レンタルボートで小さな魚探だったが

水温が分かることだけでもありがたかった。

 

合川ダムは大きく分けて3つ。小さな熊野川入れると

4つのバックウォーターがあるレイクだが

それぞれ入って来る水量の多さが違い、

濁り方も劇的に違う。

必ず同時刻に一番良いカレント、濁りが

入っていてプライムタイム、キーストレッチがあったはず。

普段はあまり流れていない流れ込みが勢いを増すタイミング。

それを鬼のランガンという作戦もあったかも。

物理的に同時に全ての場所に一番良いタイミングで入ることは

不可能だが回り方をもう少し変えていたら

結果は全然違ったものになっていたかも知れない。

 

何はともあれ午前中すぐに中止の可能性もあったロケでしたが

中断後、最後までロケ出来て悩みつつも魚を追加して

ロケ成立出来たことは良かったかな。

 

こちらは昨日の紀ノ川。福島直城。

 

シャワーブローズトリプルセブン。

カラーはチャートシャッド。

ロッドはオライオンデジェル67ML。

ラインはマジックハードR14ポンド。

デジェルにこの太さのライン組むのは珍しいけど

ベイトフィネスヘビーカバー撃ち兼用のセッティングらしいです。

 

その前の週もトリプルセブン。

 

シャワーブローズトリプルセブンチャートシャッド。

ここずっと紀ノ川はタフで2回連続1本ですが

デカいの釣るのが流石です。

 

僕は今日は日曜日でオフですが

ちょっとやっとかないといけないことがあるので

デスクワークです。段取りというやつです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2020.09.03(木)
カテゴリー:バス釣り, ロッド

今日は移動日。

明日はThe Hitロケ。

今日は移動日ですがまだ準備が出来ていないので

ライン巻き替え、戦略などをイメージして

ルアーの選定などをちょこっと行ってから出発します。

 

現地はまだ雨降ってないようですが

今日は雨が降る予報で明日当日も曇り、雨の予報です。

 

雨パワーはあるかな。

「おったなぁ!」と言いたいな。

ドでかい台風来ていますが、明日の現地はまだ大丈夫だと思います。

しかし安全第一なので、危険と判断したら撤退します。

撮影出来ないようなとんでもない豪雨や雷はご勘弁です。

 

オライオンはいよいよ来週マーケットデビューです。

 

第1弾はスターゲイザーとブラックローズ。

発売長らくお待たせしました。

別次元のロッドです。

バットエンドでグリーンに輝いているのは

角度によって見えたり見えなかったり色調が変化する

特殊技術を使ったエバーグリーンロゴシールです。

コピー品対応ですがデザインにも凝りました。

 

昨日は外回り。

 

山陽加古川店さんにお邪魔していました。

オライオンプロモーションツアーです。

歓迎していただきありがとうございます。

オライオン開発秘話や裏話、各機種特長など。

菊元ファンでもある和田店長は誰よりも熱心に説明聞いてくれました。

 

大人数のイベントなどが出来ないご時世なので

営業歓迎していただけるお店を個別訪問しています。

僕の子供ともいえる史上最高のバスロッドなので

実際に触れて感じて試投などでその凄さを実感してもらえることは

ありがたいことです。

 

道中は運転してもらっていましたが

前が見えなくなるほどの豪雨で危ないほどでしたが

お店に着く前には小雨に。

 

僕のタックルを持ち込みました。

プロトのオライオンも見ていただいています。

 

日頃の行いがいいのか?

店内で説明しているうちに

雨は上がり、外で試投してもらえることが出来ました。

 

軽いルアーでもロッドが曲がって

その反発力で低弾道で運ぶキャストフィールに驚いてもらえました。

来ていたお客さん2人もオライオン試投。

即、オーダーいただきました。

和田店長は熱心に全てのロッドを試投してくれましたので

オライオンのことは店長に聞いて下さい。

山陽釣り具様ありがとうございました。

 

今は幸い雨も降っておらずちょっぴり涼しいので

これから外でタックルいじります。

準備出来たら出発します。

 

 

 

 

 

 

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