2020.09.06(日)
カテゴリー:バス釣り

刻々と移動する冷たい水のライン。

先日の合川ダムロケでの経験と思考をちょこっと。

雨が多くなる時期の参考になるかもな話です。

刻々と変化する冷たい水と暖かい水の境目がキーになりました。

 

前日は短時間ゲリラ豪雨。

当日は現地到着するころから雨が降り出す。

雨はどんどん強くなり9時過ぎにはとんでもない豪雨に。

朝の水温は27℃。

水温はそれまで30℃以上あったこと。

それと台風の豪雨に備えてダムはずっと放水していて

毎日減水が進んでいることを

後にボート屋さんに教えてもらった。

このへんは大事な情報。

 

菊元的には勢いと適度な濁りを増したバックウォーターで

バイトシーン炸裂的な展開を期待してのロケ。

でも減水傾向はただでさえ浅いバックウォーターのバスを

極端に怯えさせることは経験上知っている。

 

朝はいきなり最上流へ上がらずその手前から入る。

岩盤沿いにタイトにバラム引くとチェイスがあるが

追い方が遅い。

その後ラウドバズを引くと複数のバスがチェイスするも喰わない。

さらに上流にあがり小さなインレットでレンジ落として

ジャックハンマー引くも何もない。

「ちょっとフォロー入れてみるか。」と

カバークリーパー5.8g&アントライオン3.3g入れると

いとも簡単に1本目が喰って来た。

エリア的には水温が下がるエリアの境目より少し上。

 

この時はフォローで入れたカバクリアントで。

あっけなくフォールでコン!

このルアー好き!という喰い方。

 

少し上流へ上がると水温は20度に。

いつものバックウォーターならドン付きの少し手前で

水温が急激に下がる場所があり

浮きゴミなどが溜まっているのだが

この日はドン付きよりかなり下流で水温が下がる境目があった。

ちなみに雨パワー期待して

池原バラム3001本勝負に行ってホゲ倒したサタン島田に

後に電話で話したところ、「同じですワー。」と言ってました。

同じように水温下がるエリアが

バックウォーターよりかなり下になっていたようです。

バスは上がりたいけど途中で冷たすぎる障害があって

上がり切るまでの距離が長すぎるということですね多分。

 

一応、僕も確かめるため、ドン付きまで上がるがバスはおらず。

この時は雨での水の勢いはあまり感じなかった。

1本だけ逃げて来る魚見たが大きくない。

 

また下る。

水温が変わる境目で巻くも全然だめ。

朝にバズでチェイスあったストレッチを撃ちに切り替える。

 

またカバクリアント入れるとあっけなくいいサイズが喰う。

このあたりで「このルアー」と思い込み出しました。

 

その下流でもフォールで簡単にバイトした良型を釣る。

なんかこのバスガイナーです。

このちょっと前から雨が激しくなっており

3本目釣った時にロケ中断。

なんか勢いついて来たのにともどかしいが

カメラとマイクの故障の可能性特大なので仕方ない。

 

桟橋で待機していると幸いにも1時間ほどで雨が上がる。

雨量は凄かったが桟橋では朝一よりさらに減水していた。

再開後は違う前の川筋の支流熊野川へ。

激しすぎた豪雨でレイクは一変していた。

 

ドロドロの熊野川を後にする。

明らかにタイミングを外した。(遅い!)

ゲリラ豪雨後だったので最奥はドバドバに流れ出ていたが

濁り入った場所から20度に水温下がっていた。山から入る水が冷たい。

写真奥に見えるクリアとの境目には大量のベイトフィッシュが目視出来た。

濁りの境目の上はやはり27℃。

前の川もバックウォーター奥はやはり冷たくバスおらず。

水色が変わり、水温変わるエリアのみバスのスクール見たが

サイズが40cmくらいまでなので狙わず。

 

日置川筋へ。

ここのエリアは他のエリアに比べ上流部の降水量が多かったらしく

最上流のかなり手前からカレント強く激濁り。

上流部は流れ強すぎで上がれない。

それと下った大きな滝の手前から濁りが強い。

つまり水温が20度になるエリアがかなり下流になっている。

この水温が極端に変わるエリアの上には

バスはほとんどいないと判断。

これまでの経験では雨後の夏のバックウォーターは

メインレイク30℃、バックウォーター18℃でも

フィーディングのデカいのがいることが多々あったが

その時の水温変化の場所がドン付き手前にあることが多かった。

この日はドン付きより遥か下流にそれがあり

さらには減水が進んだことでバスを下らせたのだろう。

 

再び将軍川へ。

水温が低いエリアが下流側へかなりの距離、移動していた。

減水の影響もある。

つまりは釣れるエリアが変わったということ。

だんだん晴れて来て明らかにタフ化。

 

バスが見える限られたエリアも限定されて来た。

しかし、いつもは見えるゴンザレスはこの日1本も見えなかった。

 

バスが見えたストレッチではバイトを得た。

 

これはサイトでキャッチしたバス。

水温変化の下流側の浮き物で見えた。

ルアーは同じくカバークリーパー5.8g&アントライオン3.3インチ。

ラインはマジックハードR14ポンド。

ロッドはオライオンプロト67ML+(プラス)。

カバーでのベイトフィネス出来るロッドで

前に見せた時、沖田護が一番欲しがったロッド。

 

この日は7本のバスをこのタックルでキャッチした。

ピンチになると救ってくれるカバクリアントさんでした。

 

この日は刻々と変化する水温変化のストレッチを追うことが

キーになった釣りであった。

明らかに魚が濃いストレッチが限定されてそれが変化していった。

レンタルボートで小さな魚探だったが

水温が分かることだけでもありがたかった。

 

合川ダムは大きく分けて3つ。小さな熊野川入れると

4つのバックウォーターがあるレイクだが

それぞれ入って来る水量の多さが違い、

濁り方も劇的に違う。

必ず同時刻に一番良いカレント、濁りが

入っていてプライムタイム、キーストレッチがあったはず。

普段はあまり流れていない流れ込みが勢いを増すタイミング。

それを鬼のランガンという作戦もあったかも。

物理的に同時に全ての場所に一番良いタイミングで入ることは

不可能だが回り方をもう少し変えていたら

結果は全然違ったものになっていたかも知れない。

 

何はともあれ午前中すぐに中止の可能性もあったロケでしたが

中断後、最後までロケ出来て悩みつつも魚を追加して

ロケ成立出来たことは良かったかな。

 

こちらは昨日の紀ノ川。福島直城。

 

シャワーブローズトリプルセブン。

カラーはチャートシャッド。

ロッドはオライオンデジェル67ML。

ラインはマジックハードR14ポンド。

デジェルにこの太さのライン組むのは珍しいけど

ベイトフィネスヘビーカバー撃ち兼用のセッティングらしいです。

 

その前の週もトリプルセブン。

 

シャワーブローズトリプルセブンチャートシャッド。

ここずっと紀ノ川はタフで2回連続1本ですが

デカいの釣るのが流石です。

 

僕は今日は日曜日でオフですが

ちょっとやっとかないといけないことがあるので

デスクワークです。段取りというやつです。