2020.08.22(土)
カテゴリー:バス釣り

オライオンブラックローズ。菊元的解説。

朝夕がちょっと涼しく感じられるようになって来ました。

だんだん暑さのピークは過ぎて秋の気配が感じられます。

今日は会社に出てますが、明日は釣りに出ます。

 

いよいよ9月にマーケットデビューとなるオライオン。

適した使い方などを具体的に紹介して行きます。

 

まずは初回デリバリーとなるオライオンブラックローズから。

表示は71H+となります。

ヘビーアクションプラスパワーの7フィート1インチ。

でも7フィート超のヘビープラスと思えない程、

軽くて振り切りが楽なので実際より短く感じられるはず。

 

当初、打撃系のヘビーヒッターとして開発したロッドです。

ただ、ブラックローズの対応力は撃ちものだけではなかった。

 

ヘビーカバーのど真ん中に入れて獲ったゴンザレス。

The Hitロケ時の魚。

ゴチャゴチャの枝の中に深くまで落としたので

途中で巻かれましたが、耐えていたら出て来ました。

この耐えていたら出て来るということがブラックローズに求めたもの。

規格外の寄せるパワーとトルクを持っています。

キッカーバグ4インチ1/2ozテキサスリグ。

最終的には抜き上げました。

ラインはマジックハードR20ポンドを標準としています。

 

流木交じりのウッドカバー撃ち。

リザーバーなどでよくあるシチュエーション。

アワセと同時にカバーの上にバスが出て来てあとはゴリ巻き。

この魚も1/2ozのテキサスでキッカーバグ4インチ使いました。

同様にヒシ藻パンチなどにも適します。

ブラックローズは他の機種同様、エグイ感度を備えているので

ゴチャゴチャの枝やマットに

ラインが幾重にも干渉されている状態でも

バイトをバイトとして感じられるので

確信を持ってフルパワーでアワせられるので

アワセと同時にバスをカバーから引き離すことに成功しやすいです。

 

今田オジサンの遠賀川でかバス。

8インチボウワーム高浮力モデルのネコリグという

「ブラックローズでそれ使う!?」というリグで。

まあまあマニアックなリグで遠賀ではスーパービッグな

53cm,2780g。

ラインはマジックハードR14ポンドでした。

 

そのパワーで暴力的なデカバスをいなして

障害物に巻かれる前に寄せる能力は

デカバスハンティング的な釣りにも当然向いています。

 

琵琶湖の怪獣。

アングラー内田健二。

 

ケンちゃんはデカバスハンターです。

ブラックローズで琵琶湖や津風呂湖でブリブリ怪獣仕留めています。

 

リアクションフットボールジグ1/2oz&キッカーバグ4インチ。

ブラックローズの圧倒的パワーでねじ伏せます。

 

こちらもリアクションフットボールジグ。サイトです。

デカバスに主導権与えないのがブラックローズ。

 

 

琵琶湖、池原のデカバスハンターは是非。

巻かれる前に浮かせる能力が違います。

 

ブリムスライドにも好適。

ブラックローズのトルクとパワーはビッグベイトに高次元対応。

そのことは後述します。

 

初めてプロトのブラックローズ見せた時に

一番欲しがったのがサタン島田でした。

バラム245に使わせてほしいと熱く語る目の奥には

妖しい光がキラーンとしていました。

 

そしていきなりおかっぱりテストに行っていました。

100gちょっとのバラム245は楽勝。

それどころか168gのバラム300まで余裕で振り切れる

強度と強範囲のデカさに驚いていました。

 

シマダは実釣テストではいきなり釣って来ました。

 

ブラックローズ。バラム245で池原モンスター。

悪魔のようなこのオヤジはそれと決めたらそれしかせんので

異常にデカバス率が高いです。

 

これもバラム245。

キャストがメチャクチャ楽です。

至近距離のストライクも乗せるティップの入りがあります。

高強度高反発ながら、入ってくれるオライオンのティップは

エイトトラップでのフッキング率にも大きく貢献します。

先の相模湖でもゴンザレス含む数本245で仕留めていました。

相模湖などの水に色が付いたレイクで

オーバーハング多いところは低弾道で撃ち込める

ブラックローズは最高です。

 

僕は当初、手元に245の菊元カラーがなかったので

まだ投げていませんでしたが

バラム300で試してみました。

キャストは楽勝でした。

力を入れず低い弾道で正確に飛ばすことが出来ました。

 

高山ダムで55cm。

リールはアンタレスDCMDXG。

ラインはナイロンのフレックスハードHD25ポンド。

エイトトラップで仕留め、楽々抜き上げです。

この時の動画は公開しているので観てくれた方も多いと思いますが

自分で動画チェックしてみると

7フィート9インチのアクテオンマグナムEXでキャストしている時に

較べると軽い力で投げているのが動画でも分かります。

今まで腕力プラス腰の回転も使って全身でキャストしていたのが

腕の振り切りだけで乗せて運ぶ感じです。

疲労度が半分くらいになった感覚。

 

それとエイトトラップがメチャクチャ楽です。

エイトトラップはメチャクチャ腕に負担が掛かるしんどい行為です。

デカバスがチェイスしアドレナリン全開でやるからこそ出来るものです。

基本はリアグリップエンド持って前にリールという重心が来ますからね。

でもロッド自体が軽くレングス及びグリップも短い

ブラックローズなら全然しんどくないと言えばうそになりますが、

しんどさは半分以下、大げさに言えば半分以下の感覚です。

オーバーハングなどが多いレイクなどでは

シャープに振り切り、低弾道で撃ち込めるのもいいです。

 

テスト期間中、ブラックローズでいろいろなビッグベイトを試してみました。

ティンバーフラッシュ、ノイジーダックス、ブリムスライド、

カイテン、ジョインテッドクロー、ロイヤルフラッシュなど。

全てキャストは楽勝でアキュラシー精度が上がりました。

100g以下のビッグベイトは羽のように感じます。

また、ジャークなどの動作が極めてスムーズです。

 

打撃系ヘビーヒッターとして開発して来たブラックローズ。

テストが進むうちに驚くべきビッグベイトへの対応力を示しました。

 

さらに沖田総長インプレではヘビキャロやP.E.巻いて

ポッパーフロッグなどの太目のダブルフックのフロッグなどに

かなり良いと報告あり。

フロッグの小刻みなドッグウォークが

手首だけで出来る軽快さと撃ち込みの正確さが良いと

ガイドのゲストさんも絶賛していたようです。

 

霞の剛腕蛯原英夫はノーシンカーバックスライドで。

フッキング率を上げるために使っていました。

エッジブレイカーやファットイカなどを

マジックハードR16ポンドで。

剛腕は71H+でもノーシンカー楽勝です。

高さがありストローク大きなアワセが可能なので

フッキング率が上がり、アワセと同時にバスが出て来るのがいい。

とコメントしていました。

 

ノーシンカーバックスライドからバラム300まで出来てしまう。

撃ちもののワームジグ、フロッグ、ビッグベイトと驚くべきルアーの幅。

それがオライオンブラックローズです。

 

ヘビーヒッター「ブラックローズ」の使用例紹介でした。

 

参考になれば幸いです。