2021.07.18(日)
カテゴリー:バス釣り

ラストエース168サイドスライドリグ解説。

ラストエース168のサイドスライドリグ(ヨコヨコ)のセット法を

写真を交えて解説します。

 

ルアーリグは先日高山で55cm釣った現物の写真です。

掌とワームの傷が生々しいです。

 

これは左へ左へ泳ぐセットです。

 

写真1.左目のある方からフックを刺します。

(これはレフトターンセッティングの例。

ライトターンセッティングなら反対に右目側から刺します。)

目安は胸びれの真ん中よりちょっと中心より。

少しくらい上下左右に刺す位置がズレても大丈夫です。

フックはデコイのカバーフィネスHD#3/0です。

 

頭の先端部分にネイルシンカー1/32ozを入れます。

僕はアクティブのNSトーナメント1/32ozを入れています。

シンカー挿入位置は本来ラインを通すためのパイプ部分を外して

いればだいたいでOKです。

タングステンなのでコンパクトで極めて外れにくいのがいいです。

ネイルシンカーを入れることで進行方向が安定します。

ネイルシンカーは重くすると進行方向が安定傾向になります。

1/20ozでも1/16ozでもOKですが、

同レンジをキープするスピードが早くなります。

 

写真2.真上からの図。

フックを抜く位置はワームのパーテーションの向こう側。

右目の面です。

左目の面を深く刺して行き、右目の面を浅く抜きます。

写真のように真上から見るとやや斜めに刺しているのが分かると思います。

 

フックを刺す位置を左目の面のもう少し下に刺し、抜く面を

同じ面の頂点から抜くセッティング(平らな横面から横面に抜く)と

抵抗がかなり強くなり、

水を押す力が明らかに強くなるのが分かりますが、

フッキングが極端に悪くなるので

僕はそのセッティングは行っていません。

フックポイントはフック刺した面の裏の面から抜くのがお薦めです。

 

写真3.こんな感じです。

このセッティングをしてシェイクしながら糸ふけをリトリーブすると

ルアーは左へ左へとヨコヨコへ進んで行きます。

上手く横に進まない時はフック刺す位置を微調整して下さい。

 

僕は狙いをボート進行方向左に見て釣ることが多いので

左に泳ぐセッテイングを多用しています。

ロッドはオライオンカンタータ67Mにレフトハンドルの

Z-PRIDE。ラインはマジックハードR14ポンド。

利き腕で細かなシェイクしながらリトリーブしたいので

このリグはレフトハンドルリールです。

ロッドは一番手柔らかいライトニングストライク67ML+でもいいかも。

今度試します。

 

今までラストエース168のサイドスライドをやらなかった、

紹介しなかったのは

高価なワームなので

投げ切れとかファイト中に飛んで行くなどの心配があったからです。

でも、実際に試して見たら

なかなかに飛んで行くことはなく、僕は1本のワームを長く使っていました。

ワーム補修剤などで補強すればさらにロストすることなく使えるかと。

それにビッグベイトに無反応な時も

水押しと集魚力が強いので魚が出て来ます。

ワームがデカいのでデカバス率が非常に高い。

逆に言うと小さいのは釣れないのが

ラストエース168のサイドスライド。

使ってきてデカいの明らかに反応するので

ここに紹介することにしました。

 

ラストエース168サイドスライドの1本目は日吉ダム。

バラムのフォローでゴンザレス。

 

56cm2400gでした。

この前だったか後だったか同サイズか

もうちょっとデカいのジャンプでバラしました。

 

相模湖のBIGBITEロケでも何度かワラワラ出て来たり

バイトもしましたがミスもあり乗らずの連続でした。

もっとデカいのならフッキング出来てたかな。

 

そして先日の高山ダム。

 

53cm2200g。喰うのが見えました。

カラーはビッグバイトチャート。

カラーについては操作して正しく動いているか

目視しやすいビッグバイトチャートはお薦めです。

濁っていても見やすく。クリアならレンジ落としても見えます。

 

その後、小さな(35cmくらいの)バスが乗ってしまったので

フック刺したところの穴が広がって

ワームをチェンジ。

このワーム個体はまたワーム補修剤で修理して使います。

 

そして高山のラストキャストで

 

55cm2700g。

ビッグバイトチャート破損したのでアユカラーにチェンジ。

濁っていてルアー及びバイトは見えなかったがデカいです。

 

このように使い出してから日が浅いのでまだ数は釣ってませんが、

釣った4本中3本が余裕のゴンザレスです。

デカいの狙ってのビッグベイトや

ライズアップさせて喰わせるハードベイトで出て来ない時、

またはライトリグや普通サイズのワーム落としても

サイズアップ出来ない時など、

デカバス専用メソッドとして

ラストエース168サイドスライドリグはかなり強力だと確信しています。

 

最後にボートで使うならボート進行方向に向かって投げないで

ボートと直角に投げて微速でボート進むのが良いプレゼンテーション。

これはやってみたら分かります。

ルアーはボートの後ろからピックアップされます。

進行方向に投げるとワームが動く力が相殺されて

上手くスライドしません。

くぐらせたいオーバーハングなどを通り過ぎてから投げるイメージです。

これはサイドスライドリグの特性上、上手く横に動かすコツであると同時に

バスの習性のツボを突いたルアーの使い方でもあります。

分かる人には分かると思います。

ここがこのワームこのリグの最大のキモです。