猛爆の高山ダム。その2.事件発生。
高山ダム釣行続きです。
ラストエース168サイドスライドリグ。
この53cm2200g釣ってからは
ちょっとほっこり。
やっぱり無風から風吹き出した時は喰うタイミングですね。
それからは風と日が陰ることが多くなりちょっとは涼しくなりました。
僕はラストエース168サイドスライドを続けます。
168サイドスライド最小フィッシュ。
基本的にはデカバス専用リグと思ってます。
168mmのワームにワッキー掛けしているので
バスが丸飲みにしないと掛からないのですが
このバスは多分頭から襲って吸い込めて掛かりました。
その後は癒しタイム。
濁りが入って来ていた下流部もクリアアップして来ました。
ベイトフィッシュも沢山確認出来ます。
カバークリーパー5.8g&アントライオン3.3インチ。
うかうかと1個しか結んでいなくて
予備を入れるの忘れてたスタビルが殉職されたので
得意のカバクリにチェンジ。
キャストして着底して止めていると1投目からボコボコに。
ロッドはオライオンライトニングストライク。
ラインはマジックハードR14ポンド。
ちょっとローライトになってからは
それまでほとんど見られなかったボイルが発生し出しました。
明らかに確変モード到来。
オライオンプロトスピニングに興味津々の福留さんに竿を渡します。
福留さんは撮影と決めると「釣りして下さいよ。」と言っても
かたくなに竿握らない人です。
この時は数もデカいのも釣れて充分な絵が撮れていたので
すんなりとロッド振ってくれました。
ラストエース95Fジグヘッドただ巻き。
投げて巻くだけですぐにバイト連発。
すぐに数本のバスを手にしました。
その間、僕はカバクリアントさんでボコボコ。
そうこうしていると、
ちょい投げした福留さんのラストエース95Fに来たー!
オライオンプロトスピニング63UL-STが綺麗にカーブを描いています。
ゴンザレス来ました。
この日一番の笑顔!僕も嬉しす。
ラストエース95F1/16ozジグヘッドただ巻き。
福留さんはちょっと早めに表層巻いてました。
ラインはメインがサンラインシグロン0.5号。
リーダーがバスザイルマジックハード5ポンドです。
リーダー長さは2mちょいかな。
ジグヘッドはデコイマジックヘッド1.8g#2です。
この時点で4時頃。
スロープが混雑してもなんだし
バスも余裕で30本以上釣ってゴンザレスも2人とも出て
十分な釣果なので「もう上がりましょうか。」と
帰途に着くことに。
しばらく走っていると僕が踏んでいた
前のエレキが突然ストップ。
「エレキ故障?!」と思ったら
福留さんは「リチウムバッテリーが切れました。」と一言。
福留さんもよる年なみには勝てず
リチウムバッテリーを導入していました。
リチウムは鉛バッテリーのように徐々に弱るのではなく
サドンデスします。
この日は大雨激流のバックウォーターからダムサイトまで
走りましたが、
福留さんは「まだもう一度バックウォーターに上がっても大丈夫です。」と
豪語していましたが、雲行きが怪しくなって来ました。
「でもまだリアエレキがあるから大丈夫。」
しばらくはスピードは落ちましたが順調に走っていました。
でも、「なんか後ろでごそごそしてるなぁ。」と
思ったら福留さんが「バッテリー容量15%になりました。」と。
ちょっと不安。
さらにすぐに「バッテリー容量が10%切りました。」
「アカンのちゃうん。」
「5%になりました。」
もうそんな実況要りませんわー。
その後エレキは完全に不動。
「遭難です。」
向こうから来たトッパー君たちの前に漂流。
「あっ。菊元さんや」
でも夕マズメのトップ楽しみに来ていると思ったし、
引っ張って帰ってもらうのも迷惑なので
「いいよ。助けの知り合い呼ぶから。」と救助は断りました。
釣りしてる前に流れて行ってゴメンな。
福留さんが知り合いの
高山から徒歩5分のお茶屋さんの辻本クンに助けの電話をします。
ロケの時もサポートしてくれ、
朝もボート準備に手伝いに来てもらった人です。
「すぐに向かいます。」と言ってくれてます。
迷惑かけましたが、これで一安心。
思えば朝の激流でバッテリー消費しすぎました。
リチウムは過信したらあきませんね。
予備のボイジャー1個積んでいったら良かったなと反省。
もしくはパドル積まないと。
まだまだ走れると言ってた福留さんはまあまあ凹んでました。
助けが来るまでまだまだ間がありそうだったので
タックル片付けつつ、流されながら釣りをする。
ショアラインではこんな時に限ってボイル発生また発生。
ラストエース95Fジグヘッド巻いたらすぐに釣れました。
さらにボートが岸寄りに流れたので
ラストエース95Fのノーシンカージャーク試すと一撃。
福島健推奨の釣り方です。
95Fのカラーは見やすいスケルトンチャート。
その内、ボートが沖に流れたのでタックルを全部仕舞い、
ロッドを全て束ねて辻本クンの助けを待つちます。
遠くにボートが見え、一安心。
辻本クンとスーパーロコアングラーの小南クンが2人で
助けに来てくれました。
頭が回る辻本クンはロープで引っ張るよりこっちが早いと
ボイジャーのバッテリーを一つ持って来てくれてました。
お礼を言ってバッテリーをリアエレキに接続。
エレキの力は偉大でした。
「遅いけど速い!」
スロープに向かう途中、釣り人の会話なので
「今日はどうでしたか?」と言う話に。
「数はいっぱいでラストエース168のサイドスライドリグ
(ヨコヨコ)でゴンザレス出たで。」と言う話。
「へー。と辻本クンと小南クン。」
2人が興味深々だったので
「ちょっとどうやってるか見本見せるわー。」と僕。
助けに来てくれたお礼を兼ねてちょこっと湖上レクチャーです。
ロッドベルトをほどいてしまっていたロッドを取り出す。
ラストエース168を放つ。
操船はリアエレキの福留さん。
僕は手で進行方向とスピード緩めてとか指示。
放ったラストエース168。
シェイクしながらリールを巻くと「コン!」と違和感。
少し送って大きく合わせるとカンタータが止まった。
「あれ、根掛かりかな?」と福留さんにボート寄せてもらって
ロッドティップでルアーを突いて外した瞬間、
強烈な引きと共にデカバスの姿が見えた。
ロッドティップから出ているラインは0だったので
リールのクラッチ切ってライン出してファイト体勢に。
オライオンカンタータで強烈な引きとジャンプをいなし、
手中にしたのは、この日一番のスーパーゴンザレスだった。
こんなことある?!の55cm2700g!
高山ダムの釣りの神様に奉納。
ラストエース168アユカラーサイドスライドリグ。
ロッドはオライオンカンタータ。
助けに来てくれた2人はもはやギャラリーと化し、
めちゃハイテンションになっていました。
この時は根掛かりしていたルアーをバスがずっと見ていて
ロッドで突いた瞬間にリアクションバイトしたと思っていましたが、
多分、最初に感じた違和感で合わせたと同時に
掛かったバスが障害物の隙間に挟まり、不動の状態になっていたのかな。
帰ってからルアー結び目近くを見たらラインがガビガビになっていました。
このバス釣ってすぐに納竿。
帰りの片付けは辻本クン、小南クンのおかげで
極めてスムーズでまたまた助かりました。
釣り始めてすぐ豪雨、濁流化。その後、蒸し蒸し。
エリア変えて爆釣、ゴンザレス。福留さんにもゴンザレス。
仕舞った竿をまた出して軽くレクチャーで投げた
ラストキャストのスーパーゴンザレス。
いろいろありすぎな高山ダム釣行でしたが
最後は笑顔で終えることが出来ました。
福留さん、辻本クン、小南クンホントにありがとう。
助かりました。
高山ダムはいいところでした。