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福島健EG-Going。本日公開。
昨日は福島健が来社。
ボートラッピングのデザイン確認の打ち合わせ。
その後、別の打ち合わせなどをしました。
それとは関係なく
今日から、福島のEG-Goingが動画配信されます。
釣り方というかアジャスト能力が凄いです。
是非、見て下さい。
ロケ地は紀ノ川の川辺ワンド。
冬のド定番の逆ワンド。
バスは沢山いるが、人も沢山いる。
当然、異常な程にフィッシングプレッシャーは高い。
昨年もここで福島はロケをやっていますが
今回は喰わせ方が全く違いました。
福島に直接聞いたところ
バスがゴリ(ハゼ)を捕食しているのが
分かったので
C-4ジグは重めの2.2gにして
トレーラーのC-4シュリンプには1/32ozの
ネイルシンカーを入れて
ボトムから離さないようにして
なおかつジャークでリアクション的に
口を使わせていました。
また、土煙を出すことも意識したと言っていました。
ゴリがボトムで逃げる早い動きを
ロッドを下に向けたジャークで表現したというわけです。
スモラバをボトムから浮かさないジャークです。
と聞いてしまえば
「なるほどなー。」で終わってしまうのですが
バスのゴリ喰いに普通は気付きません。
また、シンカーまで入れて底から離さないようにして
ルアーの動きをバスの好むベイトの動きに
アジャストすることは
到底、普通の人では気付きません。
ボトムを瞬間的に移動するゴリの動きを
福島の天才的なセンスで表現したわけです。
そのあたりにいち早く気付き、アジャストできる
能力が福島の凄すぎるところです。
ロケ当日も10人くらいアングラーが周りで
釣りをしていた過密状態だったらしいですが
他のアングラーが釣れてるシーンは
全く見なかったそうです。
ワールドチャンプの実力は恐ろしいです。
トッププロの船団の中で
釣り勝てる技術と
「人とは違うことをする。」という
福島的思考はおかっぱりでも
やはり並はずれた結果を出します。
ソリッドセンサー61とC-4は福島の最強の武器。
僕も勉強になりました。
それでは動画をご覧下さい。
EGgoing! vol.28 福島健 紀ノ川
『 福島健 見えバス攻略法 C-4 JIG・リアクションテクニック編 』
オリーブクローダッドというカラー。
ショーンベイリーからレポートが届きました。
レイクハバスの試合で4位入賞。
でっかいスモールマウスです。
ショーンはレイクハバスを大得意としていて
優勝の常連だけに4位は不本意かもしれませんが
いつも手堅く釣って来ます。
ハバスはアリゾナ州にあるだけに
もうバスはプリスポーンです。
メインになったのは
コンバットクランク250です。
#216オリーブクローダッド。
ショーンがハバスで溺愛するカラーです。
ハバスのこの時期のザリガニに酷似していると思われます。
ショーンはこのカラーをCANDYと表現していました。
アメリカのバスプロが良く言う言い回しで
それだけバスが大好きという意味だと思われます。
ザリガニというと真っ先に赤を思い浮かべますが
実は色合いは様々。
青いのもいれば緑もいるし脱皮色はプローブルーや
ブルーシザースにも見えます。
多分、このオリーブクローダッドは
ハバスのこの時期のザリガニにそっくりなのでしょう。
さらにクランクの動きは逃げるザリガニイメージです。
オリーブクローダッドの腹の色は鮮やかなレッド。
赤は春先に特に強いカラーです。
透かして見ると半透明です。
はっきり言ってこのオリーブクローダッドは
日本では人気色とは言い難いカラーですが、
ショーンはラインナップにこの色が無い
コンバットクランク320にも400にも
480にもこのカラーをリクエストしてくるくらい愛しているカラーです。
釣れる色には必ず理由があるはずです。
菊元的プリスポーンカラー。
僕は春先にはプリスポーンダイナマイトやファイアークロー
あるいはファイアークローNなどの赤いクランクを
主力にしてきましたが今年からこの
オリーブクローダッドもローテの一角に加えたいと
思っています。
ひょっとしたら凄いかも。
キッカーバグ3.5インチ。
キッカーバグの3.5インチが
早ければ今週末くらいからデリバリーされる予定です。
待望の3.5インチでございます。
最速で金曜日くらいになりそうかな。
3月出荷の予定でしたが
予定より早くデリバリー出来そうです。
是非、ゲットして下さい。
ただし、今回はグリパンチャートティップ、
ジュンバグチャートティップ、ブラックブルーティップの3色は
生産が間に合わず、7色のデリバリーとなります。
ファイアーティップものは生産が
思うように出来なくてすいません。
これら3色は少し遅れて3月デリバリー予定です。
3.5インチで仕留めたゴンザレス。
キッカーバグ3.5で初めて釣ったのは韓国でした。
昨年、プロトをフットボール1/2ozの
ホンガリングで使いました。
プリスポーナーです。
勿論、3.5インチはCCラウンドトレーラーやライトテキサス
ヘビダン、ヘビキャロにもお薦めです。
どんなリグでも合う合うですわ。
全く関係ないけど
先週に繭から取り出したフェモラリスツヤクワガタ。
ボディーはドデカイけどまたまた中歯型。
長歯型になってたらギネスオーバーしそうなんですが。
なかなか上手くいかないもんですな。
大アゴが伸びてくれません。
ちなみに成虫になるまで1年半も費やしました。
釣りに最悪無し。
気が付けばこの菊元俊文.jpのブログを
始めてから2年以上が経過してました。
始めてから、1日たりとも休まず
毎日更新してきました。
我ながら、まあまあ感心します。
一昨日、昨日と結構マニアックな音楽の話題が
続いたので今日は釣りの話をします。
釣りの時の考え方の話です。
釣りに行って、雪や雨が降ってくる。
寒風は吹く、暑くてたまらんといった
状況はよくあることです。
エレキやボートが故障することもあります。
肩が痛くてたまらんこともあります。
そんな中でも口にしては
ならない言葉があります。
「最悪!」という言葉(愚痴)です。
雪でも幸せ。
でも、危険な天候なら退却する勇気が必要。
雨でも寒くても釣りに行けているだけ
幸せなことです。
少なくても釣りが出来ているだけで
最悪ではありません。
釣りに行けているだけで最高なのです。
僕はたとえ最悪と言いたくても
それをやせ我慢して、無理やりでも普通と思うことにしています。
逆に悪天候やトラブルなどない状況(普通の状況)は
最高と思うようにしています。
「最悪が普通、普通は最高。」
と思っていれば
楽しく釣りが出来るだけでなく
気持ちよく、イイ結果が出ることが多いように思います。
ポジティブシンキングです。
僕は、やせ我慢でも、笑って辛い状況を
ごまかします。
辛い時ほど笑って、吹き飛ばすようにしてます。
とはいえまだまだ人間が出来ていないので
時には「最悪!」を口にしてしまうこともありますが
少なくても笑いながら言うことで
ごまかすことにしています。
「笑う門には福来たる。」理論です。
カラ元気でも、笑っている方が
いいことが起こることが多いです。
うっとうしいことを口に出したり
人のせいにしたりすると余計にわざわいが来ます。
ロクなことがありません。
自分に腹が立つことも出来る限り感情を
コントロールするようにします。
(まだまだ出来てませんが)
カッカすると冷静な判断の邪魔になります。
釣れない時、「何でやねん。」と口に出したとしても
何で釣れないのか、ならばどうしたら釣れるのかを
仮説立てて考えて試す冷静さが大切です。
寒くても雨でも最後まで諦めない心が大切。
冷静な判断力はカッカすると生まれない。
勿論、厳しい季節などは
バイオリズムの関係か悪天候の取材が続き
続けて結果が出ない時もあります。
そんな時は頭を低くして耐えるのみです。
それ以上、悪くならないとイイ方に考えることが
大切です。
いくら寒くても春は必ず来ますからね。
菊元的には、無理してでも
そういうアティチュードで難局を乗り越えてきました。
と、偉そうなことを述べましたが
僕も線がキレそうになることがあります。
それはBIGBITEロケの昼ご飯の時、
かなりの高確率でディレクターの
ハルタンマンが弁当のお箸を
忘れてくることです。
その前のディレクターの北ブーもしょっちゅう忘れてました。
「あの、コンビニの店員!」とか言って
人のせいにしましすが
朝の買いものの時必ず
「お箸、貰うの忘れるなよ。」と
言っているにも関わらず
お箸を貰い忘れたり、クルマの中に置き忘れたりします。
彼らもロケで頭がいっぱいなのは分かりますが
カップラーメンを素手で食べるのは無理です。
弁当をDゾーンのブレードで食べるのは酷すぎます。
何度も何度もBIGBITEの時だけ
お箸を忘れてくるのだけは
いいかげんにしてほしいことです。
寒い時のボート上でのカップ麺。
最高です。生き返ります。
頼むから箸忘れんとって!
食い物のうらみは恐ろしい。
そんな時は線が切れそうになるのを
未だに抑えられません。
まだまだ人間が出来てませんな。
絶界の鬼子母神。
昨日、懇意にしてもらっている
医師の本田先生から本を送っていただいた。
タイトルは「絶界の鬼子母神」。
陰陽座のリーダーであり
ベーシスト兼ボーカリストの
瞬火(またたびと読みます)が
書き下ろした戯曲である。
一気に読み終えてしまった。
この本は彼らの10作目となるアルバム
「鬼子母神」の原作ともいえるもので
トータルコンセプトアルバムの
鬼子母神をこれを読んでから聴くと
「あっ!この曲は原作のこの場面か!」
と情景が浮かび上がってきます。
こういった試みをやること自体凄いことです。
一枚のアルバムを創る為にそこまでするミュージシャンは
まあ、おりません。
陰陽座「鬼子母神」。
全てが日本語の歌というところにも
たまらなく惹かれます。
今回は全編ダウンチューニングで
ヘヴィーさがさらに増しています。
僕は原作である本を読まずに
鬼子母神を聴いて「彼らの最高傑作だ!」と
感じていましたが
この絶界の鬼子母神を読んでから
CDを聞き直してみると
さらに曲に対する深み、理解度が増幅し、
原作の登場人物を歌で演じる黒猫と瞬火の表現力、
曲の構成の綿密さに再び驚かされることとなりました。
曲を聴くと情景が浮かび上がってきます。
音楽がまるで1本の映画になったようです。
瞬火のアーチストとしての才能と綿密さ表現手法に
尊敬の念さえ抱いてしまいました。
さらに、初めてアルバムを聴く前に
この原作を見ていたらさらに感動が得られたはずと
ちょっと後悔さえしてしまいました。
凄いわ、瞬火。凄いわ、陰陽座。
恐れ入りました。
エネルギーを沢山、彼らから貰いました。
勿論、今までも沢山の音楽、沢山のアーチストから
エネルギーとパワーを貰って来ました。
歳は重ねても瑞々しい感受性は失わないでいたいです。
僕はアーチストではありませんが
モノ創りというクリエイティブな仕事を
しているという意味ではミュージシャンと同じです。
パフォーマーとして皆に喜んでもらうのも同じです。
開発者としては
「人の心を打つ。」
そんな作品を生み出していきたいです。
パフォーマーとしては
「人の心を打つ。」
そんな釣りを見せ続けていきたいです。
ちょっとマニアックで真面目な話でした。