沖に浮くバスを釣るヌードルのリグ考察。
昨日は各地で試合。
EGスタッフの優勝の嬉しい報告もあり、僕も元気をもらいました。
さて、今回は各試合にまたまた貢献し、
各地で爆裂的な釣果、優勝ウエイトを叩き出している
ボウワームヌードルの釣れるリグ考察です。
「いるけどなかなか釣れない魚に効果的な釣り方ってこれかな。」
ということが少しづつ分かって来ました。
その中で、昨日キャスト小野湖ガンクラフトカップで
唯一のリミットメイク5200gで優勝の
ガッツさんの釣り方と
JB津風呂湖最終戦8位入賞のDAIMETALの釣り方と
先日オンエアのBIGBITE川上ダムの僕の釣り方の
共通点を感じ、「やっぱり!」と思ったことを
書いてみます。
ワームそのものの持つパワーでバイトさせています。
それは沖に浮くバス、ベイト(特にワカサギ)に付くバスを
ボウワームヌードルのフォーリングで釣る方法です。
ヌードルのフォーリング。
ワカサギに付くバスでも落ちてきたら喰うヌードル。
ミミズ喰ってなくても関係なく喰います。
マッチザベイトでなくてもバイトさせるのがヌードルです。
先日のBIGBITE川上ダムロケでは
結果的にはTGブローで釣りましたが、
一番デカいのから順にきたのはヌードルでした。
2日目の灼熱のドピーカンの中、
ワカサギが映る沖をボウワームヌードルで攻めて
ただフォールさせるだけで
推定ゴンザレス他、デカいの4発来て、
全てバラシという「なんでー?!」という結果でしたが
マッチザベイトでなくても、タフでも
ヌードルは「喰う。」という事実は確かでした。
その時に使用していたのは1/16ozネコリグ。
10m超えるディープもやるので、少しでも早い展開を求めました。
このリグで3バイト。
魚がいた同じストレッチに入り直しした時は
フォールスピードと動きを変えたかったので
1/16ozのジグヘッドワッキーを使い1バイト。
ワカサギの群れとバスが映るディープで
ただ落とすだけで明確なバイトが来ました。
フォール中のバイトがほとんどでした。
繰り返すけど全部デカかった。
こちらは昨日優勝のガッツさん。
キャスト小野湖ガンクラフトカップ優勝!
唯一のリミット達成。5本5200g。
ガッツさんやるなー!
ライブスコープでワカサギと中層に浮くバス見つけて
8インチヌードルの2.2gネコリグ落とすとラインがギューン!
ヌードルカラーはグリパンBL。
ロッドはオライオンフリーウィル。
ラインはマジックハードR4ポンド。
ワカサギとそれを狙うワタカ、及びバスを
ライブスコープで確認してただ落とすのみ。
ライブサイトでしたわー!
この時バスが狙っているのは
おそらくは小さかったというワカサギ、
それとワカサギに付くワタカ。
ワタカ喰いのバスはソフトジャークで釣ったようです。
いづれにしてもバスが喰っているのは
ミミズっぽいベイトではないはずですが
ヌードルはやっぱり落ちたら喰います。
進化したガッツマンおめでとう!
同大会4位入賞の恵本ミッチー。
ウエインは4本。全てヌードル。
狙いは沖の4~5m。
ミッチーはライブスコープでなく
普通の魚探でワカサギの反応あるところに落とすだけ。
着底したなと思ったら喰っていたというバイト。
8インチと12インチをリグ違いでローテ。
ヌードル8インチ(ヌマエビ)を1.8gジグヘッドワッキーで使い2本。
フリーウィル&マジックハードR5ポンド。
ヌードル12インチ(レッドウーロン)を2.7gネコリグで使い1500g含む2本。
これはベイトタックル、オライオンデジェル&マジックハードR8ポンドで。
12インチヌードルは自重5.8gでネイルシンカー2.7g入れたら
8.5g以上あるので充分ベイトタックルで使えます。
ミッチーは前週の小野湖のPBTペアトーナメント最終戦でも
ボウワーム8インチヌードル2.7gネコリグで
終了間際2本を立て続けにとって3位入賞。
ガッツさんのリアシートで年間優勝を決めました。
それまでジグヘッドワッキーでノーバイトだったので
フォールスピードと動きの違いが顕著な差となった例ですね。
この時は早いフォールが良かったようです。
ここで整理しておきますが、
同じサイズのヌードルに同じ重さのシンカーやジグヘッド使っても
ネコリグとジグヘッドワッキーでは
落ちる姿勢と落ちる速度、水押しなどが変わって来ます。
ネコリグは頭を下に早く落ちます。
ジグヘッドワッキーはワームが緩いUの字となり
ゆっくり落ちます。
落ちている時に水をより動かすのはジグヘッドワッキーです。
さらに付け加えるとノーシンカーワッキーは
フォールスピードがそれよりずっと遅いです。
浅いレンジ、サイトフィッシング、
スローなコンディションに有効ですね。
釣りのスピード、フィールドの状態、
風の有無、強さなどでそれぞれのリグを使い分けること。
この辺りはアングラーのセンス、イメージの世界ですね。
ボウワーム8インチノーシンカーワッキー。
The Hit日吉ダムロケでのゴンザレス。
岸向いてエビを物色しているバスがいたので
進行方向の先にバンクキャストして反応を見ると
見えたバスは喰わず、
その下にいた見えなかったデカい方が喰う幸運!
ロッドはオライオンブラックガーディアン。
ただし、ノーシンカーはオフセットでも
ワッキーでも風が少しでも強くなると
ラインが流されて引っ張られるのでメチャやりにくくなります。
風に弱いP.E.は特にそうです。
そこで単純にネコリグにするのでなく
ちょっとでも風に強く
根掛かりしにくく、
フォールがかったるくないように
軽量ネイルシンカー入れたのが
菊元リグです。
スナッグレスネイルリグ。(菊元リグ)
根掛かり知らずで、サイト、バンク撃ち、
根掛かり多発の川やおかっぱりに最適。
写真の8インチヌードルのネイルシンカーは
アクティブNSトーナメント1/64oz(0.45g)。
フックはデコイSSフック#3。
12インチヌードルには1/32oz(0.9g)シンカー、
SSフック#2を標準にしています。
基本はノーアクションでテンション変えずに落とすだけ。
ネコやワッキー掛けとは全然違う反応が得られる事が多いリグ。
先日の七色12ヌードル菊元リグフィッシュ。
フックはデコイSSフック#2。
七色ではスナッグレスネイルリグが使いやすい。
ノーシンカーワッキーの話に戻ります。
今朝のDAIMETALはドヤ顔しとりました。
昨日のJB津風呂湖で久々にリミット3本取って8位入賞したからです。
ヌードルノーシンカーワッキーでした。
沖に浮くバスを釣るヌードルの最もスローなリグ。
DAIMETALボウワームヌードル8インチで8位入賞。
今回はライブスコープをパースペクティブ(横方向)モードに変えて
バスの進行方向へヌードルをゆっくり落としました。
津風呂湖はかなりハイプレッシャーレイク。
さらに当日は試合ということで
ヌードル8インチをノーシンカーワッキーで使いました。
沖のノーシンカーワッキーです。
最新魚探でバス見つけたら進行方向へ
ヌードル落としてとにかく待つ。
沖の中層に浮くバスを狙うまどろみの世界。
忍耐が要求される試合の釣りを辛抱強く行った。
4回「ギュイーン」が訪れて
3回チャンスをものにして3kg超えのリミット達成。
落ちてきたら喰ってしまうヌードルの威力。
DAIMETAL良かったなぁ!
8インチヌードルノーシンカーワッキー。
僕はこの位置にフックをセットします。
ハチマキの下の位置からフックを刺してリブまで抜くイメージ。
ちなみにネコリグのフックの位置は
ハチマキの上側(ワームの頭側)から刺しています。
ここでヌードルの使い方のコツ。
どのリグも基本はDo Nothing.
キャストしたら何もしません。
バイトのほとんどはフォール中か着底ポーズ時。
バスが「ワームを発見してないかな?」という時は
ショートジャーク入れたりすることもあります。
こちらは昨日のJB津風呂湖最終戦で6位入賞の永遠。
JB津風呂湖年間優勝を決めた吉川永遠。
3本リミット3331g。
ボウワームヌードル12インチ1.3gネコリグが年間優勝に貢献。
ロッドはオライオンフリーウィル。
ラインはマジックハードR4ポンド。
これは池原の68.5cm5kg超え。
ボウワームヌードル8インチノーシンカーワッキー。
一度ボートに気付かれたけれど、また岸を意識したので
喰うだろうという位置にヌードル入れたら喰ったようです。
ガーミンのライブサイトも目で見て釣るサイトも
入れる位置、バスが到達するスピードと
ワームの落ちるスピードを計算して落とすということは同じ。
それはリグによって当然違います。
特にサイトでは岸ギリギリに落とすことで
「追い込んだ!」とバスに思わせるプレゼンテーションが
効果的です。
ボウワームヌードル。
とにかく物凄くバイトが多いワームです。
根掛かり避けたいならスナッグレスネイルリグ。
一番ゆっくり落としたいならノーシンカーワッキー。
早いサーチやディープ攻略ならネコリグやジグヘッドリグ。
ドロップショットもワッキー掛けとストレート掛けで差が出ます。
8インチ12インチを使い分けリグ、ウエイトを変えると
アクションはまさに変幻自在!
皆さんも「このリグが良い!」
「このリグでデカいの釣れた!」
そんないい思いをしたヌードルのリグがあったら教えて下さい。
僕もまた効果的なリグや使い方があれば発信していきますね。
七色ダムロケヌードルゴンザレス。
明日はこの時の模様をスタジオ解説に行って来ます。