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トルクアータ7!菊元的解説その2。
さて、昨日に引き続いて次世代クランキンググラスロッド
トルクアータ7の解説です。
ブランクスカラーは今までのヘラクレスとは
趣が異なります。
ブラウンパープルディープフィニッシュ。
太陽光を受けブラウンにもパープルにも見えるブランクスカラー。
結構こだわって何度も塗り直しのサンプルを作りました。
そのかいあって、美しい仕上げになり気に入っております。
写真が下手で分かりにくくてすんません。
グリップは固定式。ワンピースです。
さて、トルクアータ7(後に出るトルクアータ66も同様)は
どんなルアーに向いているか?
一番向いているのは、シャロークランクです。
重心移動が無い投げ難いクランクや
小型軽量のクランクでは特にトルクアータの
投げやすさと飛距離に驚くことと思います。
乗せて運ぶフィーリングで
エバーグリーン史上、最も投げ難く飛ばない
スタンブルもストレス無く扱え、飛んでいきます。
軽いスタンブルも投げやすい。
霞で多用しました。
その他は
ワイルドハンチ!
そして
TC-60やFSRなど。
重心移動システムを備えていないクランクの
キャストフィールは最高です。勿論、ノリも最高。
勿論、こんなルアーにも
シャッドラップとウイグルワート。
アメもののバルサやウッドの投げ難いクランク、フラットサイド系にも最高です。
また、重心移動システムを備えていても
小型軽量な
コンバットクランクMINI
などもぶっ飛んでいきます。
勿論、
コンバットクランクにも!
上から120、180、250。
これぐらいのレンジのクランクが扱いやすいです。
ただし、超ロングキャストが必要な場合やウィードをカットオフして
使いたい場合は、上記のコンバットクランクには
フォースグランディス7のほうが向いています。
やはり、「カッ飛び」性能を最大限に活かしたいなら
カーボンの方が向いています。
僕もカッ飛びコンバットにはフォースグランディス7の使用率が
高いです。
でも、良く飛ぶコンバットクランクでも
リップラップを根掛かりさせずにヌメヌメタイトにトレースしたい
場合や、冬から早春、あるいは秋のターンオーバー、急激な水温低下などの
タフコンディションが予想される場合には飛距離よりも
吸い込ませる性能、確実に掛けて獲る性能を重視します。
コンバットクランク320&トルクアータ7。
この時は飛距離よりもリップラップへの根掛かり回避と
吸い込み性能を重視してグラスを選択した。
また、この時は濁っていたのでロングキャストよりも
プロダクティブゾーンを無駄なく手返し良く攻める
中短距離のキャストを多用していた。
トルクアータはコンバットクランクで言えば
320くらいまでが許容範囲内。
テストでは480でも何本か釣ったが
そこまでいくとストライクマスター77のほうが
さすがに良かった。
トルクアータはシャロークランキングのスペシャリティーロッドですな。
ところで、
クランキングでのロッド選びは何を重視するかで決まります。
「飛ぶ」クランクのアドバンテージを活かしたい、
ウィードを瞬間的にカットしたいというなら
張りのあるカーボン。
投げ難いクランクを快適かつ正確にキャストし続けたい
リップラップでの根掛かりを回避したい
バイトをはじかず、吸い込ませたい時は
フレキシブルなグラス。
簡単に言うとこんな感じで僕はロッドを選択しています。
霞水系などの根掛かり地獄の石積みなどでの
トルクアータのアドバンテージは計り知れない。
根掛かりを回避して貴重なバイトを確実にモノにしてくれます。
また、ウッドカバーに滅法強いコンバットクランクフラットサイドなどで
レイダウンやティンバー、竹などのウッドカバーを攻めるときも
木にソフトタッチで根掛かりし難いグラスの
トルクアータが向きます。
僕の大好きなコンバットクランクフラットサイド。
こいつでカバーを攻めるならトルクアータが絶対。
アキュラシーを重視するなら後から出るトルクアータ66が有利。
軌道修正、タイトトレースならトルクアータ7が有利。
関係ないけど菊元的には四国では川でもリザーバーでも一番実績がある。
四国最強!?のクランク。でも池原でもいいで。
また、1/4~3/8oクラスのSR-MINIのようなスピナーベイトの
早巻きにも向いています。スローロールには不向きです。
常にテンションが強くかかる釣りでこそ
グラスの喰い込みの良さが活きてきます。
3/8ozバズベイトにも同様の理由でいいです。
だんだんグラスロッドの最高峰トルクアータの使いどころが
分かってきたでしょうか?
ただ一つ言えることは、これでないと獲れないバスがいることです。
僕も5年ぶりのオールスターで2本の貴重なキロフィッシュで
会場を沸かせることができたのも
このトルクアータ7とスタンブルがミスなく獲らせてくれたからです。
タフコンディションでの貴重なバイト、ビッグフィッシュをフック1本で絡めとり
ランディング出来た時、貴方はトルクアータの真の価値を知るはずです。
1月末の発売をお楽しみに !
全く関係ないけど
昨日、昼ごはんを食べにいったら途中の
僕が良く昼休みに足ツボマッサージに行く店で
何故かもちつきをやっていた。
毎年この時期になると
もちをついて、道行く人に無料でお汁粉をふるまうのである。
何故かVサイン。僕もお汁粉を勧められたが
昼飯前なので断りました。
会社は年内29日まで。
つまり明日までですが、社内でやることがまだ残っているので
必死のパッチで頑張ってみます。
トルクアータ7!菊元的解説。
1月末にデビュー予定のヘラクレス初のグラスロッド
トルクアータ7について語ってみます。
正確にいうとトルクアータ7はグラスとカーボン4軸のコンポジットロッドです。
ヘラクレス・トルクアータ7。
メインの素材はユニディレクション(UD)グラス繊維を使っています。
UDグラスとは縦への単一方向のみで構成されるグラスのこと。
UDグラスが圧倒的に良いのは、理想的な柔軟性、伸び、追従性を備えていること。
喰い込みがイイ。吸い込ませやすい。ボトムへの当たりがソフトで根掛かりしにくく
舐めるようなトレースが可能。バスの急激な走りにリニアに追従する柔軟性。etc..,
リトリーブの負荷がかかって曲がっている状態からのバイトにさらに入りしろがある。
低弾性のカーボンでも弾性率20ンくらいだが
グラスは弾性率7トン。
いかに柔軟に曲がるかが理解しやすいと思う。
UDグラスのロッドには、クランキンロッドとしての魅力が満載だ。
ただし、単一縦繊維ならではの弱点もあって
グラスシートのレジン(接着剤)含有率を
高くしないと剥離、破損しやすくなる。
アメリカモノのごっつい太いグラスはUDではなく
縦の繊維に加え横の周方向の繊維をプラスした
グラスシートを使用したものが多い。
この横方向の繊維の割合が高いため
必然的に外周が太く、重いものになりやすい傾向が強い。
また、マテリアルのレジン含有率も高くなる。
アメリカングラスに激重のものが多いのもそんな理由による。
でも、アメリカ人は日本人より遥かに強い腕力と体力が
あるので、その重さはさほど問題視されない。
でも、日本人が使うならしんどくて1日中振れない。
ヘラクレスで作るなら軽くて強くて正確なサオが欲しい。
でもUDグラスの利点は最大限に活かしたい。
そこで、トルクアータは縦繊維のUDグラスに
極薄のスクリームシートをプラスし
UDの利点を活かしながらにして
軽量でなおかつ高強度のロッドに仕上げた。
極薄のスクリームシートプラスで
従来の髙レジンではなく低レジンの軽量なUDグラスシートを使用すること出来、
グラス(コンポジット)とは思えぬ軽さをも身に付けたのである。
ちなみにタクティクスのスーパーノヴァシリーズも
このマテリアル、製法で仕上げたロッドである。
しかし、ヘラクレストルクアータはその上をいく製法で
遥かに高い性能を手に入れた。
ヘラクレスクロスの4軸補強である。
UDグラスは特に横方向からの負荷に対し、
特に太くなるバット部が真円から楕円状に
変形しやすくなり、パワーロスや破損、キャストの正確性に問題が出る。
そこで、バット部をヘラクレスクロス4軸武装することで
楕円状の変形を防ぎ、ねじれに強く
パワー、強度に加え、キャストの正確性とロングキャスト性能を手に入れた。
グラスの優位性を最大限に活かし、4軸補強によりグラスの弱点を消し去った。
おまけに感度の向上という副産物も手に入れた。
夢の次世代グラスロッドがトルクアータ7なのである。
トルクアータ7テスト時のナイスフィッシュ。
テストではこのヘラクレスクロスの補強を元ガイドまで、その1つ上のガイドまで
もう1つ上のガイドまでの3パターンのプロトをテストした。
勿論、4軸補強が多い程、フィーリングはカーボンに近くなった。
しかし、僕が選んだのは元ガイドまでのバットセクションのみの4軸補強。
何故ならば、グラス独自の乗せて運ぶキャストフィーリングが欲しかったのと
吸わせるティップに加え、掛けるベリーが思いのほか強く、
フッキングになんら問題はなかったのだ。
また、掛けてからのファイトでもグラス独特のファイトをその柔軟性で
吸収し、リニアかつフレックスな追従性が採用したプロトが最も優れていたからである。
「これがUDグラスの利点を最大に活かせるセッティングだ!」と確信出来た。
このしなり ! 気持ちイイです !
さて、ではトルクアータ7は何を使うために作ったのか?
それは、ズバリ、シャロークランキングである。
それも、タフタイムのシャロークランキング。
カーボンロッドで乗せられないバイトを乗せ、
リアフック1本の浅掛かりをフロント、リアのダブルにする。
オールスターでのナイスフィッシュ。
トルクアータ7&スタンブルで抜き上げた。
シビアになるほどグラスの威力は発揮される。
そして、もっと言えば、一般的に飛ばないとされている
重心移動システムをもたないクランクや小型軽量のクランク、
バルサやウッド製のフラットサイドクランクなどに特に向く。
これらのクランクは例えばコンバットクランクシリーズのような
カッ飛び性能を備えておらず、飛ぶスピードが緩やかである。
グラスのしなって乗せて運ぶ性能が「飛ばし難い」と言われる
クランクのキャストを容易にしてくれるのである。
軽いクランクのキャストを容易にするため
トルクアータはオールダブルフットを採用。
ティップ周辺の重量をわざと増した。
チタンフレームsicリングのオールダブルフット。
ダブルフットの重みで、ロッドをスイングした時にしなる力が増幅し
軽いクランクを乗せて遠くまで運ぶことを容易にしたのである。
勿論、デュラビリティー(耐久性)も増し、ハードな使用にも耐える。
グリップはクランキンググリップと呼ぶEVAを絞ったデザイン。
シェイプされたクランキンググリップ。
操作性が向上し、冬場の厚着でも邪魔になり難い。
長くなってきたのでこの続きはまた明日にします。
お楽しみに !
タミーからのメール。
アメリカのプロスタッフ、タミーモローからメールが来てました。
彼女は夫のジョンと共に
僕のブログを毎日、日本語翻訳ソフトを使って見てくれています。
かなり変な英語に訳されて、意味不明なところも多いみたいですが
大体の意味は分かるみたいです。
でも、ゴンザレスとかショビレーヌは翻訳不可能だと思われます。
日本語ではなく菊元語だからです。
冗談はさておき、タミーは僕が人間ドックに行ったり
ガン発見検査のPET検査をうけたりしたことを見て
僕が、結果が分かるまで気持ちが沈んでないか
心配して慰めのメールをわざわざ送ってきてくれたのです。
なんてやさしい人なんやろう!
Thank you TAMMY.Don,t be afraid!
I feel so good.
ありがとうタミー。心配せんとって。
僕は全然大丈夫。イイ感じですよ。
タミーのほうこそ体を大切に。
TAMMY,take care.
タミーは冬にガンの手術に成功して
現在はかなり元気になっています。
自分もつらい思いをしたのに
本当に思いやりのある女性です。
回復した現在は試合にも参加し、先日のWON BASSの
ペアトーナメントはジョンとチームで4位入賞しています。
タミーはフィネスの名手です。
I wish you well. and I love you!
今日はカタログの再チェックを行ってから
クワガタたちにエサやりをします。
寒くなりましたが僕のクワガタ部屋は
上のほうで24度、床のほうで20度くらい温度が
あるので暖かいです。
寒くても常春のクワガタ部屋。
この高低の温度差を利用して
幼虫さんに最適な温度帯で飼育するのが
テクニックです。
ワインセラーはクワガタ用。
前蛹時に低温で管理すると大あごが長く伸び、長歯系に
なりやすい傾向があります。
これは、主にギネス狙いのツヤクワガタ用に使用しています。
またまたマニアックなことを言ってすいません。
リビングのほうがエアコンを付けないので寒いです。
人間よりクワガタのほうが快適な変な家です。
サタン島田はサンタ島田!?
昨日のルアマガ撮影&インタビューは
2011年のEG新製品に関するものでした。
トルクアータ7を手にインタビューに答える。
ちなみにトルクアータ7は1月末、発売予定です。
最高のシャロークランキンロッドです。
机の上に乗っているモノはあまりよく見ないように。
撮影の準備は大変です。
巨漢のアベンジャーとツッチーは名コンビです。
この二人をボートに乗せると明らかにスピードが落ちます。
取材は昼イチから5時くらいまでかかりました。
次号のルアマガをお楽しみに。
ニューワームもお披露目します。
仕事を終えて帰宅したら
島田が僕がいない間に子供たちにクリスマスプレゼントを
持ってきてくれていました。
サタン島田ならぬサンタ島田です。
悪魔なのにサンタ!?
コワオモテですが優しい心も持ち合わせています。
ウチの子供達も何故か
島田をニコニコおっちゃんと呼んで
なついています。
わざわざありがとう。
島田が上の子にプレゼントしてくれた
エポック社の野球盤。
僕も子供の時、持っていました。
不朽のロングセラーです。
子供と勝負して楽しい時を過ごしました。
ちなみにスコアは3-7で僕が負けました。
消える魔球をホームランされました。
クリスマスケーキも食べました。
ちょっと小さいですが充分です。
家族でクリスマスの歌を合唱しました。
これは、僕への自分からのプレゼント。
陰陽座の「陰陽大全」です。
豪華BOX入りです。
ジャケット中央が僕が愛するVo.の黒猫です。
中身はこんなんです。
Tシャツも入っています。多分、ロケでも着ます。
今日は土曜日ですが出勤です。
まあまあ寒くなってきました。
皆さんも風邪など引かないように
ご自愛下さい。
今日はルアマガ取材です。
今日はクリスマスイブ。
といってもおっさんには別にどうということはない。
でも、子供たちは楽しみにしています。
今晩はケーキを食べます。
菊元家の玄関もちょっとクリスマスモード。
また、ごく稀に彼女や奥さんにロッドなどを
プレゼントしてもらえる幸せな方がいるようです。
そんな幸せな方は
コンバットをおねだりして下さい。
キャンペーン中です。
さて今朝は大渋滞に巻き込まれました。
家から会社まで2時間近くかかってしまいました。
完全に止まって動きません。地獄渋滞です。
こんな表示は初めて見ました。
おかげで午前中はばたばたです。
昼からはルアーマガジンのインタビューと
撮影の取材です。
忘れていたけど、この前からEG-Goingで
小林知寛が旭川ダムでフェイスで
ええのを釣っている映像が公開されています。
コバはテールフックにフェザーを付けてます。
苦戦してますが、ジャークベイトの動かし方などの
解説は役に立ちます。
まだ見てない方は見たって下さい。
ガッツさんからもメールが来ました。
ゴールドディガーでイイのを釣ってます。
山口県のリザーバーです。
ガッツさんまでオネスティーで!
立ち木を攻めるため、前後のフックをダブルフックに換え
フェザーは付けてないようです。
それにしてもええバスですな。
それでは、昼飯後、インタビューを受けます。