2023.07.08(土)
カテゴリー:バス釣り

灼熱。大増水の川上ダムロケ。

先日のThe Hit川上ダムロケの時の話です。

 

ラスト1投で仕留めたバス。

ここしか入れるところない場所に入れて

「おったなぁ!」でした。

カバークリーパー5.8g&アントライオン3.3インチ。

 

結果的には合計7本釣って

ドラマもありロケは大成功でしたが

朝から長時間大苦戦したロケでした。

 

川上ダムは昨年に

BIGBITEロケでほぼ同時期に行っていました。

ワカサギレイクです。

 

BIGBITEロケ時の話です。

「サマーメタルでハメたい。」と

勝手にルアー縛りで、

リトルマックスとメタルマスターで頑張っていましたが、

ニゴイの活性が異常に高く、

メタル系ではバスは小さいのしか釣れず、

すっぱり諦めて釣りをチェンジアップ。

結果的には川上ではセオリーと思っている

フットボールジグパターンに切り替え。

TGブロー&キッカーバグ展開でいいバスを獲りました。

しかし、試しで使ったボウワームヌードルで来た

さらにデカいバスはことごとくバラし、

今回はディープでのヌードルで

リベンジしたいとの思いもあっての

The Hitロケでは久々の山口遠征となりました。

でもまあ、勝手に絵を描いても

その通り行かないのがバスフィッシングの面白いところ。

 

今回のThe Hitロケではやはり状況が違いました。

 

暑過ぎた川上ダムロケでした。

木々のオーバーハングから増水していることが分かるはず。

 

行く前にロケサポートのガッツさんに

電話したところ、先の大雨で

レイクの水位がかなり高いことを知りました。

てかガッツさんは1か月以上釣りしてないので

情報は人から聞いたことか

かなり前のことで、いつもながらテキトーです。

 

でも、ロケ当日に現場に行くと

ガッツさんも見たことがないというほど

水位が高かった。

これはホントでしたね。

 

朝の水温は22度弱。

増水なのでディープではなく

バックウォーターへ。

バックウォーター上流部は水温18℃台でした。

クラップバザーでカッ飛んで来ましたがミス。

バックウォーターに魚は少ない印象。

 

その後あと2つのバックウォーターも

朝のうちに大移動して回りますが、全然ノー感じ。

 

ここから切り替えて地形変化に

ワカサギが絡む場所見つけながら

ディープに狙いを釣りを変えます。

シャローから釣りのリズムがディープに変わるので

気持ちとリズムの切替えが大事です。

既に日は上がり、灼熱の様相となって来ました。

 

フットボールジグ、ヌードル1/16ozネコリグ、

ルーシーフリーリグ、リトルマックスTG3/8ozや

コンバットクランク480のドラッギングまで試すものの

何の反応もなし。

「おかしい。」と感じたのが

リトマTGでバス釣れない時にでも

メチャあたるニゴイさえ全く釣れないことです。

 

延々ノーフィッシュ。

「うーむ。」

多分、急激な増水。

さらに前日の雨から気圧上昇、

気温、水温も上昇。

 

 

ワカサギレイクではよくある傾向ですが

バスは沖の中層にサスペンドして

状況の急変で

なかなか口を使わない状況になっていると判断。

 

釣れない時間を過ごしながら

以前の記憶で立ち木があることを思い出して、

今は増水で見えないけど

この辺にあったなという感じで

ライブスコープで立ち木を見つけそれを狙ってみた。

 

ルーシー5gフリーリグを放つ。

イイ感じで立ち木をかすめるようにフォールし、

中層の枝にラインが乗った感触を

オライオンアルエットが捉え、

テンション掛けた時、待望のバイト!

 

小さいが大きなヒントを与えてくれた1本目。

ワームは困った時のルーシー。

色はグリパンBL。

ラインはマジックハードR10ポンド。

フックはデコイドリームフック#2。

このバスから

「バスは中層に浮いているけれど

何か寄り添うものがある方が良いな。」と思った。

 

その後、木陰でちょっと早飯休憩。

木陰に入るとちょっと風が吹くだけで

涼しく感じてしまう。

オフィスにいると感じられない感覚。

 

束の間の休憩後、

移動してこの辺かなと

今は増水で見えない立ち木をライブスコープで探す。

「あった。」

今度はフットボールジグを放つ。

良いところに落ちた。

魚探画面上で立ち木に沿って落ちるジグを確認してると

スターゲイザーに「コン!」と明確なバイト。

縦の障害物に寄り添ってサスペンドしていたバス。

 

 

狙って一撃で仕留めたバス。

TGブロー1/2oz&キッカーバグ4インチ。

ちなみにライブスコープ画面上では

バスは確認していない。

立ち木の位置、高さ、距離感で

タイトに落ちるジグの軌道を途中まで見ていたが。

僕はあまりライブスコープばかり見ていると

首が疲れるのと

目の衰えで画像上でバスとかルアー常に見るのが

全然無理と自覚しているのというか

そういう行為を放棄しているので、

水深、水温を基本に

前方の地形の落ち方の角度とか変化、

立ち木などの障害物を探すことや

ベイトフィッシュも群れを見つけるツールとして

使うことがほとんど。

 

立ち木などではバスは映らなくても、

タイトに狙うとバイトが得られる事は高山ダムなどで

多々経験している。

 

それでもインビジブルな立ち木はそうそう多くなく、

岬などワカサギボール見えたり止まる場所を

前述のフットボールやヌードル、ルーシー、リトマなどで探るも

岬で一発TGブローのフォールで小さいの1本と

浅めの竹のレイダウンに沿ってのフォールで

これまた30cm台を釣ったのみ。

 

日傘さしながら昼寝かますガッツさん。

いびきまでかいてましたな。(撮影恵本ミッチー)

メチャ晴れ渡り昼過ぎには水温25℃超えに。

多分、大雨時は結構水温低く

水温の上がり幅が大きすぎだったかな。

 

再び朝に外してしまったバックウォーターへ。

最奥に入る手前のフローカバー(浮きゴミ)と

レイダウンなどのカバーでテキサスで

アタるも乗らず。

乗ってもバレる小さいバス。

その後1本キッカーバグ4インチ17.5gテキサスで追加。

急にバイトが多発傾向に。

ここでライトニングストライクに結んでいたリトマTG3/8ozを

カバークリーパー5.8g&アントライオン3.3インチへと

結び変える。

 

最奥に侵入していく途中、

エレキこすりそうな浅瀬で操船に気を取られつつ

放ったカバクリ。

その時、デカバスが見え、

ピックアップしてそのバスを狙おうとしたら

すでにキャストしていたカバクリにバスが喰っていて

アワセ不十分でいいサイズをバラしてしまう。

「あー!」

その後、わずかしか上がれない

最上流のストレッチに上がると

上からボートに驚いて降りてくる

複数のバス。

エレキで底擦って気付かれてしまった。

 

でも、夕刻近くなって明らかにバスが指して来た!

 

バスに気付かれて下流へと下らせてしまったので

エレキを浅瀬に刺してボート固定して

場を休めてしばらくバスが上がって来るのを待つ。

全然上がって来ない。

 

仕方なく再び下流へ下る。

下る途中上がって来ようとするバスを

再び驚かせてしまう。

 

ここから判断を迫られる。

場所をメインレイクに移動して

夕方上がって来るバスを要所で狙うか。

 

それとも確実にデカいのがいたバックウォーターを

休ませて再び上がるのを狙うか。

ただし操船難しく、撃つ場所がほんの少しに限られる。

 

僕の選択は釣れたらデカいバックウォーターを

休ませて最後の勝負を賭けること。

この上がるのを待つ時間。

休ませる間がたまりませんな。

 

ルアーは

カバークリーパー5.8g&アントライオン3.3インチとした。

適度に流れ、流れがヨレる場所では

止まってくれて、ミスバイトなく吸い込み良いだろうという理由。

クラップバザーやヘッドシェイカーでのミスバイトや

追わせるだけのリスクを鑑みてこちらを選択。

カラーはカバクリ、アント共にシルエットがはっきり出る

ブラックにチェンジした。

 

時間置いて、最後の最上流勝負。

 

カバクリをフローカバー越しに放つと

ふいにバスが見えたと思ったら

反転した。

「バイトや!」

 

いいのが来た!

カバークリーパー5.8g&アントライオン3.3インチ。

ロッドはライトニングストライク。

ラインはいつもはマジックハードR14ポンドだが

この時は12ポンドだった。

 

この後、さらなるドラマが待っていました。

 

1年ぶりの川上ダムは

予想していた状況とは全然違ったけれど

延々続くノーバイトの世界から

苦しみながらバス見つけて行って

最後はバックウォーターのフィーディングに

当てることが出来ました。

 

番組オンエアーをお楽しみに!

 

ロケサポートしてくれたガッツ&ミッチー。

ありがとう!

おかげで良いロケが出来ました。

EGフェストで会えた皆のパワーにも感謝!