「2020年12月」 のアーカイブ

2020.12.08(火)
カテゴリー:バス釣り

全打席ホームラン狙いで全打席三振。

昨日の池原ロケは行く前から

バラム1本勝負と決めていました。

ロッドはオライオンスローン1本。

ボックスはバラムボックス1個。

それとランディングネットのみをボートに積み込みました。

 

寒い朝は備後筋までロングドライブ。

一番いいと狙いをつけた岩盤は水位が思ったより高く

デカバスが着く岩のえぐれは水面よりかなり下。

期待した場所でしたがノーチェイス。

その後は垂直系岩盤をランガン。

バラムを流したあとで水中を見ると

デカいのがいたこともあったけど

全くルアーを追う様子がなくまったりした感じ。

ロッドティップで水面かき回すと泡がいつまでも消えない

水が悪いエリアが大半でした。

そのうち日が高くなり晴天無風に。

 

ドピーカンです。

ダムは土日は放水なく、この日も放水が始まるのは

午後5時過ぎとの情報をY企画こうし君から聞いていました。

つまり水が動くのは釣り終わってから。

つまりノーカレントがずっと続くアカン条件。

でも、ホームランを狙いに行きました。

 

水温は最高で15℃もありこの時期にしては異例に高く

時折見えバスのデカいのも見えますが

チェイスはゼロ。

雲って風がある時間もタイミングを合わせて

ウィンディーサイドを攻めますがノーチェイス。

他のルアー、リグを全く出来ない状況に

自分を置くことでそれに適した場所をより効率的にランガン。

備後、本流、坂本、前鬼、白川と

ココという場所を投げ続け、巻き続けました。

 

バラム1本勝負は完敗でした。

かねてから思っていることを試したかった。

バラムで釣れると思っていても

他のルアーで違うやり方で釣れるバスを釣ってしまうと

「超」デカバスが喰うその時しかないタイミングを

逃してしまっているのではないか?

「それ」しかやらないことで

プレゼンテーション、キャスト精度を高めるばかりか

「野生の勘」的なものを閃かせて

超デカバスに出会えるハンティング的な釣りのスキルを

高められるのではないか。

器用にまとめるのではなく

愚直に来たらデカいのしか来ない

ルアーをやる続けることで見える世界を求めました。

 

ノーフィッシュ覚悟でこの日に臨みました。

ノーカレント。晴天。水の悪さ。

朝イチ外した時から「ヤバい!」と感じていましたが、

やり続けました。

キャスト、プレゼンテーションはビシバシ。

アカン状況でも釣れる!

「来る。来る!」と何度も思う完璧なコースを

巻き続けました。

フックポイントが少しでも甘いと思えば即交換。

ライン結び変えはいくら釣れなくても怠りませんでした。

「カッ飛んで来い!」

信じてやり続けるも何も起きかった。

チェイスとも呼べないような

ピックアップ後にボーッと見えるバス見たのが

2回だけでした。

 

奇跡は起きませんでした。

 

それでも、何故かロケ終わった時の気持ちは

なぜか落ち込んだりはせず

スッキリしたものでした。

全打席ホームラン狙いでフルスイングして

全打席三振したようなものです。

このノーフィッシュを無意味なものにせず

今後の自分の釣りの成長に活かしたいと思っています。

 

 

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