菊元俊文
ロケ報告続き。
ロケの報告続きです。
ちょこっと菊元的思考やルアーの使い方などを
解説したいと思います。
初日３本目のフェイスフィッシュ。
ボートポジションの水深は２２ｍくらいです。
急激にブレイクし、深い（８～１０ｍ）場所から生える
ティンバー（立木）を狙っていました。
ルアーをキャストするのは岸際ではありません。
過去の記憶を頼りに僅かに立木があるストレッチを目指しました。
レイクはほぼ満水なので
見えている立木は少なかったけど
狙いはバッチリでした。
沖での見えない立木の中層からバイト。
バスがバイトしているのは水深１０ｍ前後の中層１．５ｍ前後。
４～６ｍくらいの見えない立木に寄り添って
サスペンドしているバスがかなり深くから
突き上げてバイトしていると思われます。
この時は、闇雲に何もないディープの中層から
浮き上がらせるのはノー感じなので
バスが寄り添える岩盤や立木を狙おうと思っていました。
ブラインドの立木が正解でした。
サスペンドジャークはジャーキングの動き、フラッシング、音で
バスに発見させてスイッチを入れ、
止めることでルアーとの距離を縮めてバイトさせるルアーです。
なので、キッチリサスペンド調整することが重要です。
深場から浮上させる「間」を作るため
ジャークの後のロングポーズで
自分のルアーが完全にサスペンドしていると確信し
自信を持って止めるためには
現場での水温水質に合わせコンマ何グラムで
接着鉛シールを切ったり足したりしています。
このあたりの調整はかなり神経質にやっています。
詳しくはＤＶＤでも解説しています。
またジャーキングの動作のコツや
止める時の注意点など写真や文章だけでは
いまいち理解出来ないことも
動画なら一目瞭然です。
バスワールド最後のＤＶＤになります。
発売したら是非買って下さい。
さて、初日は午前中に３本を撮り、
昼に上がる途中でいいディープがあることを思い出し、
ディープマジックを投入しました。
移動して１投目でズドン！ディープマジック偉いです。
この日は冴えわたりました。
ディープマジックはスケルトンチャート。
ロッドはフォースグランディス７。
リールはメタニウムＭｇ ＺＰＩ ＮＲＣスプールチューン。
ラインはマジックハードＲ１２ポンド。
ディープマジックはスローロールすると
水深７～８ｍをトレース出来ますが
このバスは水深３ｍくらいのインビジブルストラクチャーから
ちょっと離れた中層でバイトしてきました。
フェイスで立木で釣っているのと同じ感じのサスペンダーです。
初日ラストフィッシュはまたまたフェィス。
この時期に５リミット達成。
朝のスポットを温存しておいて入り直してすぐに
ポーズ中にひったくって行きました。
でも、このエリアは時間が経つにつれ水質が悪化して
透明度が落ち、水面の泡が消えなくなっていました。
夕方に最後に入りましたが生命感は失せていました。
実釣ロケは初日で終了。
２日目は解説中心の撮影と
天気がいいのでイメージカットの撮影や
ルアーアクションの水中撮影の予定になりました。
でも、やっぱり釣り師の性で
朝はちょっとだけ釣りをさせてもらいました。
というか勝手に釣りしました。
釣り好きです。
サイドステップＳＦスケルトンチャート。
ルアーをローテーションしたら一発でした。
前日、雨でローライトだったのにジャークするフェイスが
水中で見えていました。
この日は晴天で明るいのにも関わらずルアーが見えなくなりました。
透明度が落ち、水面の泡も消えず水質も悪化した感じ。
なのでより水押しが強いサイドステップＳＦを選びました。
濁りが入ればサイドステップＳＦやっぱり強いです。
まだある工夫をしていますが
それはＤＶＤで解説しています。
３月発売ですが編集間に合うのかな？
釣りの動作は１０時頃で終わりました。
編集の大道君がなんか朝から
熱が出てまあまあヤバい感じだったこともあり
早上がりすることに。
上がる前にイメージカット撮影を済ませ
早い昼飯をはさんで
ルアーの水中撮影です。
チャックさんが新兵器を用意していました。
水中映像をスマホに飛ばしてモニターで映像確認出来ると
豪語していました。
でも、何故か全く機能せず。なんにも映りません。
おまけに水中カメラも１台故障して
予備で撮影。
まあまあ時間がかかりました。
今回のチャックはダメダメクマゴロウでした。
でも、帰りの運転かなり頑張ってくれたので
助かりましたわ。事故しかけたけど。
水中撮影が何度も中断中するので
暇つぶしに適当に岬に投げた
サイドステップＳＦにバイトしてしまいました。
でも、バレたので良かったです。
カメラが回ってないし、
大道君とカメラマン島田さんはもう陸に上がっていたからです。
多分、水中のルアー映像はちゃんと映っていると思います。
そんなこんなでバスワールドムック＆ＤＶＤロケは無事終了。
後がないロケはおかげさまで大成功。
大道＆島田のゴールデンコンビ。
何故か僕のロケの時は大道君が具合が悪くなる率が高く
その時は１日で取材成立します。
この写真もかなりしんどそうです。
寝込んでないか心配です。
後ろは嬉しがりの背後霊です。
すぐに写真撮りたがるガッツさんです。
多分、今日も釣り行ってます。
まだガッツの呪い残っていました。
陸待ちしていたガッツさんに手を振った直後に
ディープマジックでまたまたバイトしましたが
速攻でバレました。
なんでなんでしょうね。
でも、フィッシングショー直前の２週連続ロケサポートありがとう。
小田君も剛力さんもＪＯＹさんもありがとう。
おかげで一番しんどい時期のロケを乗り切れ、最高のロケが出来ました。
ＤＶＤムック発売をお楽しみに。
来週からいよいよフィッシングショーウィーク。
かなりハードスケジュール続きなので
今日はゆっくりして体を休めます。
夕方は整体治療します。
週明けは新プロジェクト！？立ち上げです。
蛇足ですが、昨日のサトシン。
ＬＢローラーずっと好調だがや。
フィッシングショーでもセミナーするだがや。
フィッシングショーＥＧプロスタッフセミナーの
スケジュールはエバーグリーンＨＰにアップしてあります。
僕は例によって朝一番の１０時からです。
バスワールドＤＶＤロケ大成功。
昨日、山口県から帰宅しました。
昨日は春のように暖かかったです。
帰りはまあまあロングドライブでしたが
昼に出たので早い時間に着いたので良かったです。
でも、今朝も４時半に起きてしまいました。
ロケ病ですな。
実は前週のロケ終了後はガッツさんちに愛車のハヤブサ号を
預けて置いて新幹線で帰り、
また新幹線で行きました。
ガッツさんに新山口まで迎えに来てもらいました。
来週はフィッシングショーＯＳＡＫＡに突入するので
楽させてもらいました。
ガッツマンありがとうさんです。
おかげで後がない崖っぷちロケ成功させることが出来ました。
ハヤブサ号の番人たち。
サブローとエル。
サブローは僕が名づけ親です。
でも、人が来ると喜んで尻尾振ってるので
番犬になってるのかは不明です。
ガッツさんちで用意していました。
タックルは極力コンパクトにしました。
ロケは大成功でした。
実質的に初日で終了。
フェイス爆発しました。
ジャークベイトで浮かせてバイトさせるシチュエーションを探しました。
エレキだけの小規模なダムなので
いつもなら順番に流して行くのですが
この時は朝イチはずした後に
ココかもとイメージした場所へ大きく移動したのが
当たりました。
「ココだ！」という場所でジャークして止めると
２本のバスが猛ダッシュで出て来て喰いそこなうのが見えました。
一瞬「あちゃー。」と思いましたが
そのままボート際で止めていると
再びダッシュして喰うのが見え、
「ゴン！」と手ごたえがありました。
この出方はここに複数のバスをストックしていると確信。
結果的にある条件を満たしたストレッチにバスは集中していました。
フェイスは先週のロケで結んだクラウンをゲン担ぎでそのまま使いました。
サイドステップ９５とサイドステップＳＦとフェイスを
ローテして使ってましたが
この日のこのストレッチでのクリアーな水色では
フェイスのアクションがマッチしてました。
２本目はほぼ連発で。これもフェイスです。
ロッドは僕にとって最高のジャークベイトロッドであるＥＧアクションです。
バスフィッシングの動作において最も肉体的にハードなジャーキングを
容易にしてくれるロッドです。
言わば勝手にロッドが仕事をしてくれます。
ルアーに命を吹き込んでくれます。
ジャークの動作をより楽にしてくれるのが
何より素晴らしいことです。
ＥＧアクションは２本用意しました。
ラインはバスザイルマジックハードＲ１２ポンド。
通常は１４ポンドを使いますが
さすがに真冬なのでレンジをより深くするため
もう１本は１０ポンドを巻いていました。
ちょっとしたことですが釣る為には物凄く大事な事です。
３本目もフェイス。さらにデカイの来ました。真冬の爆発です。
ほぼ入れ喰いの感じですが
実は１本釣るたびに沖へ移動して写真撮影。
雨でローライトだったので
ちょっとでも光の具合がいい場所でいい角度で
撮影するためカメラマンの島田さんから注文が入る為、
次のキャストの動作になかなか移れません。
バスを持つ手も重くてしんどくなって来ます。
でも、妥協を許さず良い写真を撮影したいという
プロフェッショナルな姿勢はさすがです。
勿論、その間、バスが弱らないよう
冷たいけど何度も水につけて呼吸させています。
リリース時は自力で泳いで行けるまで
エラに水を通すように動かして
水中で支えています。
このバスを釣った直後、動画の方のカメラマンのチャックさんが
大ボケかましました。
実は朝、バッテリーの充電が不十分なので
僕に内緒でお手伝いに来てくれた小田君に
ホテルに戻って予備バッテリーの充電を頼んでいました。
内緒にしようとしてましたが
僕には丸聞こえでした。不安がつのります。
この時点でチャックさんから呼び名は穴熊に再降格決定。
でも、バッテリー予備は僕があげたＥＧバッカンに入っていました。
それは良かったですが
さらに大ボケは動画を記録するカードが無くなったと
騒ぎ出しました。
動画が記録出来なければ、釣りをしている意味がありません。
ＥＧバッカンの中身をひっくり返して
「ないない。」
さらにレインギアのポケットを探り出し、
これも「ないない。」
ロケ中断の大ピンチ。
もう、電気屋さん探して買いに行くかというところで
レインギアの下に来ていた服のポケットにカードが
入っていたことが分かって一安心。
人騒がせな穴熊です。
でも、明らかに時合いを逃しました。
その後、バイトは止まりました。
この時点で呼び名は穴熊からさらにクマゴロウに降格決定です。
「頼むでクマゴロウ！」
カメラの腕は一級品ですが、忙しすぎて疲れているのか
最近、大ボケかましすぎです。
でも、そんなこんなで楽しくやってるからまあええか。
なんだかロケ裏話みたいになって来ました。
初日終了後の晩御飯。手前のシマシマがチャック改めクマゴロウです。
チャック、穴熊、クマゴロウ三段活用です。
それにしても腹出過ぎですわ。
ダイドゥ君は実はこの時、発熱してました。
僕のロケの時は高率で発熱したり具合が悪くなります。
でも、そんな時に限ってロケは初日で終わる勢いの成功になります。
「早く終わらしたろう。」という思いが
バスを釣らせてくれるのかもしれません。
カメラマンの島田さんはバスワールドでの最初の仕事が僕でした。
バスワールドでの仕事は僕で始まり僕で終わることになります。
島田さんが初めてバス釣りの仕事した時は
ティンバーフラッシュ大爆発で初日でロケ終了。
大道君も多分、僕とのバスワールドのロケはこれが最後。
この大道、島田コンビは僕にとって極めて相性がイイコンビです。
また、一緒にロケの仕事したいですわ。
ロケの続きの模様はまた報告します。
この後もまだ釣れています。
昨日のサトシンは琵琶湖でロドリ取材。
ＬＢローラー爆発してました。
取材班もＬＢローラーで５０アップ他、デカバス複数捕獲。
楽しそうな取材でしたな。
サル番長もＢａｓｓｅｒ取材でＬＢローラー爆発。
ＬＢローラー凄いっす！
関東でも爆発してますな。
福島健も溺愛するＬＢローラー実力は本物です。
これから僕は金魚とドジョウの水槽綺麗に掃除します。
ドジョウは２年前のフィッシングショーで
子供がすくって来たやつですがまだ元気です。
金魚も１年前のやつですが巨大化してきました。
今日はいきものがかりの日になりそうです。
ドタン場で冴えました。
バスワールドロケは昨日で実質終了。
絶不調転じて絶好調の釣りになりました。
実はＤＶＤムック菊元ビッグバススタイルは
知らん間に発売日も決まっており
注文書もお店や問屋さんに出回っていました。
でも、ロケは終了しておらず
また、再ロケの日程など無く
後がない崖っぷちのロケでした。
でも、土壇場力を出しました。
ラストのバスのランディングでは余裕のポーズ。
朝イチ場所を外し、いつもならエレキだけのダムなので
そのまま、流し続けるのですが、大移動。
イメージする場所があったからです。
「こんな感じのシチュエーションで出るんじゃないか？」
と移動してすぐに来ました。
それからは連発。
土壇場での読みが冴えました。
紙一重でしたが
冬のロケとしては最高の釣りになりました。
雨、ローライトパワーにも助けられました。
フェイスはやっぱり凄かった。
珍しくＭｏＤｏのライフジャケット着てたので
盛三パワーに助けられたのかも。
盛三は無事アメリカへ着いたみたいです。
こちらは昨日のサトシン。
ＬＢローラーフィッシュ。
苦しんで獲った価値ある１本だがや。
今日は解説とイメージカットの撮影です。
詳しくはロケ終了後にお伝えします。
