2012.01.13(金)
カテゴリー:バス釣り, ルアー

ヒウオとマッチザベイトの話。

最近、琵琶湖のベイトフィッシュの話題で

良く出てくるのは「ヒウオ」という名称です。

 

ヒウオとは鮎の稚魚、幼魚を指す呼び名です。

これは漢字で書くと「氷魚」となり

文字通り氷のように透き通ったボディーを持っています。

 

また、琵琶湖産のアユは正式にはコアユと呼ばれ

海に下る通常のアユとは異なり

大昔、琵琶湖が海と繋がっていた時代に

陸封されたものと考えられています。

降海型のアユと違い

大きく成長しない琵琶湖特産の小型のアユ、

すなわちコアユの幼魚のヒウオは

1~2月の寒い時期はまだまだ成長途中で

群れをなして泳いでおり

冬季の琵琶湖のバスのベイトフィッシュの

代表格になっているようです。

 

琵琶湖ガイドの大西健太は

この厳しい冬季でもヒウオを追いかける

パターンでずっと安定した釣果をゲストに

もたらせています。

最近の大西のブログを見ているとかなり釣りまくりです。

小さいのも勿論、来てますが

ロクマルもウルトラスレッジで出ています。

 

1月11日ウルトラスレッジスジエビカラーで。

 

昨日も書きましたが現在、琵琶湖では

スーパースレッジより

ウルトラスレッジのレンジが合っているみたいです。

ちなみにスーパースレッジは1~2m。

ウルトラスレッジは1.5~2.5mの潜行レンジですが

ドラッギングを多用することで

標準潜行レンジの倍近くのレンジを探っていけます。

大西もヒウオのレンジに合わせて

ドラッギングでより深い3~4m以深のレンジを狙って

良い結果を出し続けているみたいです。

 

ここでキーになるのが

マッチザベイト。

ウルトラスレッジはサイズ的には

ヒウオの大きさにマッチしており

動きも申し分ありません。

後はカラーがキモになります。

 

ヒウオは透明っぽく白い色合いなので

こんなカラーが当たりカラーになっています。

 

ウルトラスレッジ#219スジエビ。

アタリカラーです。

名前はスジエビですがまさしくヒウオそっくり。

暇があれば図鑑やネットでヒウオの画像を

調べてみて下さい。

「なるほど!」と思いますよ。

 

スジエビを透かして見れば。

まんまヒウオでしたな。

 

あとはやはりアバロンカラーはイイです。

 

#348アバロンモエビ。

写真はスーパースレッジですが

ウルトラスレッジにも勿論、ラインナップされてます。

名前はモエビですが

これもヒウオイミテートには完璧なアタリカラーです。

大西ガイドではかなりの実績色です。

 

こちらはスーパースレッジ。

#351アバロンシラウオ。

残念ながらウルトラスレッジにはラインナップされてませんが

もう少し、ヒウオのレンジが浅くなれば

コレが効きそうです。

実際にもう少し早い時期にはアタリカラーでした。

暖かい日にはスースレのレンジが効きそうです。

 

余談ですが、アメリカのプロはルアーのカラーに

異常にこだわる人が多いです。

ローカルのその時、バスの主食となる

ベイトフィッシュに合ったカラーを必死で探し

そのカラーで結果を出して来ます。

 

今、紹介したヒウオはまさに琵琶湖ローカルの

旬のベイトフィッシュです。

 

旬のベイトに合わせたサイズ、レンジ。

そして色を合わせることは

まさに理にかなったルアー選択だと

最近の大西健太の釣りっぷりを

見ていて実感します。

 

さらに言うと、深場で水圧がかかった状態で

ダートさせるにはロッド選択も重要。

パワーのあるブラックレギウスが絶対です。

ジャークのパワーをロスせずに

ルアーをキビキビとダートさせてくれます。

 

冬場に琵琶湖に行く方はだまされたと思って

保険として

白っぽいウルトラスレッジやスーパースレッジを持って行くのが

よろしかろうと思います。